驚き


いつもの様に・・・
いつもの様な朝を迎えた・・・つもりだった。
何か違和感を感じる
何か周りのモノの目線が高いような・・・
隣で寝ている男の方を見る
いつもよりデカイ (いつもデカイと思うけど)
眼を擦ってみて違和感を感じ
己の手を見た。
いつもならパジャマの袖口から見えているハズの
手が見えない・・・
肩からズレ落ちるパジャマ・・・

俺自身が小さくなっている!!

どういうことなのか驚きつつ
隣で寝ている男を起こした。

海馬は、驚きのあまり顔を青ざめさせ
鯉の様に口をパクパクさせている

多分 「非ィ現実だぁー!!」って言いたいのだろう
実際、俺も言いたかった。

でも俺の復活も「非ィ現実」なんだが・・・

海馬は、小さくなった俺の肩を両手で掴み
思いっきり揺さぶりながら

「貴様!!寝る前にいつもと違う何かを口にしなかったか???」

唾を俺に飛ばしながら大声で言う
俺は頭を前後にカクカクさせながら(気分が悪くなってきたが)
寝る前の事を思い出した。

寝る前は、いつものようにホットミルクを飲み
その後ベットへ・・・
そして夢を・・・

そうだ夢を見たんだ!!
俺の夢の中に光の創造神ホルアクティが現れ俺に向かって

「現世で頑張っている そなたに1つだけ願いを叶えてあげましょう」

って言われて俺は、

「1日だけでいいから現世で子供になりたい」

と言った。
俺は、確かに光の創造神ホルアクティにそう言った。
その事を目の前に居る男に言うと頭を抱えながら

「夢の中での約束が・・・そんな馬鹿な!!非ィ現実だぁ!!」

でも現実だぜ海馬・・・
そう思いながら今日1日子供の姿で何をしようか考えてしまった。



このネタは、上司が「高校時代に戻りたい」って言っていたのを
思い出して書いてみました。



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