幼い頃
上級騎士に与えられる私室・・・
上級騎士と言うだけあって文武両道が当たり前で
中級騎士や下級騎士などの剣術・体術などの指導
や軍師としての知恵や国の歴史とかも教える・・・
そんな上級騎士の私室の1室にクリティウスと
ティマイオスが優雅(?)なひと時を送っていた・・・
「そう言えばティマは、俺と初めて逢った日の事を
覚えているのか?」
「お・・・覚えてるぜ・・・」
ニコニコ顔のクリティウス
それに引き換えティマイオスは、ムス〜とした顔
どうやらティマイオスにとってあまり思い出したく無
い内容だったよだ
その事に気が付きながらクリティウスは、話しを進
めだした。

「俺達が未だ幼い頃
俺が剣術の稽古をする為に森に入ったら泣き声が
聞えたんだ・・・」
その時は、てっきりセイレーンの声かと思った

そう言うとティマは、恥ずかしそうに俯きながら黙っ
ていると
「本当にセイレーンなら無視するんだが・・・
気になって泣き声のする方に行ったら
お前がいたんだ」
「しっ仕方がないだろ!!野苺とりに気をとられて
いて自分が何処まで入っていったのか判らなくなっ
たんだから・・・それに怖かったから・・・」
最後は、小さく囁くように・・・
相手に聞え無い大きさで言うがしっかりクリティウス
には、聞えていた。
クリティウスは、そんなティマイオスが(可愛い)と
思い笑みが深くなった。

「お前は俺の服を掴み俺を見上げた時女の子だ
と思った。」
「お・・・女の子って・・・お・・・」
「将来 俺の伴侶にしたいと思った」
赤面した顔でクリティウスの方に意見をしようとした
がクリティウスは、ティマイオスの言葉を遮るように
自分の気持ちを告白した
「は・・・伴侶って・・・俺は男だぜ・・・なれる訳無い」
赤面しながらクリティウスから視線を外し俯いた

俺だって出来る事ならクリティウスの傍にずーと居
たいぜ・・・でも俺は、男だからクリティウスの子供を
産めないんだぜ・・・解っているのか?

俯いたままのティマイオスの視界にクリティウスの
つま先が見えた。
クリティウスは、方膝を床につきティマイオスの顔を
覗き込むと
「ティマ 俺は本気だ・・・
本気でお前を俺の伴侶にしたしするつもりだ」
ティマイオスは、少し顔を上げクリティウスと目線を
会わせた。
クリティウスはティマイオスの顔を両手で固定する
とそっと自分の顔を近づけて軽く唇を重ねた。
「ティマ 俺は、お前と出会ったあの幼い頃からこ
の気持ちは、変わらない
そして気持ちは、これから迎える未来でも変わらな
い」
「いいのか?俺には、お前の子供が産めないんだ
ぜ・・・」
「かまわない・・・それに・・・」
数千頭に1頭・・・子を宿す事が出来るオスのドラゴ
ンがいるらしい・・・

「クリティウス・・・俺は、レアなドラゴンじゃ無いぜ・・・
でもお前と一緒に居たい・・・お前の傍に置いてくれ
そして俺だけを傍に置くって約束しろ!」
蒼い瞳を潤ませ涙を流すティマイオスの目元に口付
けると
「未来永劫 お前だ・・・ティマ」

「幼い頃」で話し書いてたのに何で最後にラヴになっているんだ????
それも婚約みたいな内容だし・・・
出来るだけ笑えるような内容にしたかった。
まぁ〜ラヴでもいいか・・・





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