竜の本性
「ティマ・・・」
名前を呼ばれたので振り向くと近くの木陰に連れて行かれ
行き成り唇を塞がれた。
あまりの息苦しさに相手の胸元を叩いて抵抗したが相手は
唇を離してくれない・・・

マジで息苦しい・・・
窒息しそうだ・・・そう思い始めた時に相手の唇が離れた。

ティマイオスは、木に凭れながらズルズルと地面に座った
身体中の力が抜けてしまったのだ。
立ち上がることでさえ出来ない。
乱れた息のまま相手を睨むと
「ハァハァ・・・ク・・・クリティ・・・ウスいった・・・ど・・・つも・・・」
乱れた息のままだと言葉にならないが文句を言いたい
そんなティマイオスを見つめながら
「俺を誘っているのか?」
口の端を持ち上げニヤつくクリティウス

はぁ〜?????何処が誘っているように見えるんだ!

と内心で思いつつも息が整っていない状態では、上手く
言えずその上クリティウスの顔が近づいて来たので如何
すればいいのか判らず思考回路が止まってしまった。
「お前のその潤んだ瞳が紅潮した顔が唾液で濡れた唇が
誘っているように見える」
そう言いながらクリティウスは、ティマイオスの顔を優しく
撫でティマイオスの柔らかな唇を中指で撫でるとそのまま
ティマイオスの口に差し込んだ
そのままクリティウスの指に噛み付けばいいもののティマ
イオスの口から中指を出し入れする行為がまるで事の最
中のように倒錯めいて来て自分の口腔内を蹂躙している
指に感じ己の体内の熱を上げさせた。
ティマイオスの表情が艶めかしいものに変わるとクリティ
ウスは、優しく空いている手でティマイオスの下肢に触れ
少しづつ熱を持ち出したソコを包み込み撫で上げる
「感じているようだな・・・ティマ」
嬉しそうな表情
それにクリティウスも何やら熱に犯されているような・・・
「クリティ・・・ここ・・・嫌・・・別の・・・場所・・・で・・・」
彼らが居るのは中庭にある遊歩道脇何時誰が自分達の
声を聞いて覗くか分からない
ティマイオスは、切れ切れの言葉で頼むとクリティウスが
「お前の淫らな姿を他人に見せるワケにはいかんからな」
そう言ってティマイオスを抱き抱えると私室の寝室に足を
運んだ。
その間に出会ったら騎士には、
「熱があるから・・・」
とクリティウスが簡単に言う(あながち外れていないので)
寝室に着くや否やティマイオスは、クリティウスに激しく求
められ(身体が壊れるのでわ・・・)と言う恐怖にも似たモノ
を感じた。

後で知った事だがどうやらクリティウスは、俺が他の者に
肩を抱かれていたのを見たらしい・・・
俺の肩を抱いた者にそれ相応の仕打ちをした後 俺の所
に来たとの事・・・俺は、自分のモノだと判らせる為に・・・
竜(ヤツ)の本性(嫉妬深さ)が見抜けなかった俺が馬鹿
だった。

書いていくに連れ最初の趣旨から
かけ離れて行くのは何故・・・
エロを書きたいのに・・・エロくないし変態ネタでもないし
無茶苦茶中途半端なような(いや!!中途半端だ!!)
竜って自分が気に入ったモノに対して執着を持っていそうな
感じがしたんで・・・クリティウスに執着心と言うか嫉妬心を持って
もらいました。
ティマイオスは、多分そういう感情に対して鈍のような・・・鈍であって欲しい





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