オレンジデー
深夜
クリティウスが私室で寝ようと着替えの用意をしていると
コンコン・・・
扉を数回叩く音
時間も時間なのでクリティウスは、不審な気持ちで扉に近づくと
「クリティウス・・・もう寝たのか?」
心配そうなティマイオスの声が・・・
あまりにも頼りない声にクリティウスは慌てて扉を開けて
「ティマ・・・こんな深夜に・・・何か有ったのか????」
室内に入れると
「あ・・・べっ別に何も無いんだけど・・・あのその・・・」
赤面して俯くティマイオス
その手には、オレンジが1個と枕が・・・
そう言えば今日マスターの所に遊びに行っていたのだったな
一先ずティマイオスに椅子を勧めると
ティマイオスは、寝室へと歩き出した。
ベッドの端に腰を下ろすと
「今日クリティウスのマスターに逢ったんだぜ
そこで教えてもらったんだけど・・・」
オレのマスターが・・・?
ティマイオスの横に腰を下ろしながら
「何を教えてもらったんだ?」
「4月14日ってオレンジデーって言うんだって・・・
2月14日がバレンタインデーで愛の告白だろ
3月14日がホワイトデーで返礼だろ
4月14日がオレンジデーで・・・愛の確認・・・」
最後の方は、小声で言ったのだがクリティウスには、意味が判ってしまい
そのままティマイオスを押し倒すと
「クリティウス!!なっ何をするんだ!!!」
抵抗するティマイオスに
「愛の確認をするんだろ?」
優しく額に口付けると
「オレは、ティマがオレのモノだって確認をしたい」
「オ・・・オレもクリティウスと・・・うふ・・・ん・・・」
クリティウスの口付けにより最後まで言えなかったが
自分の気持ちもクリティウスの気持ちも同じだと思うと嬉しかった。
この夜は、明け方まで愛の確認をし合いました。
だそうです。
恋人同士のイベントってイロイロあるんですね〜知らなかったぜ
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