深夜の古城・・・ 
「あ〜らダークネス顔色が優れないけどどうしたの?」
傲慢な女の声 
ダークネスと呼ばれた男は女の方を振り向く事無く
「お前でも人の心配をするのか?カミューラ」 
嫌味に言うと
「セブンスターズがくだらない理由でデュエルに負けた
とあったら恥じですもの」 

デュエル・・・
近々<七精門の鍵>を持つデュエリストとの命を賭けた
真剣勝負が行われる
その勝負で勝たなければ<七精門の鍵>が手に入る事
叶わず代わりに己の命が奪われる

「御心配していただき恐れ入る しかしそれは余計な心配 
むしろ私の事を心配するより御自身の心配をされる事が先決
かもしれませんよ?」 
そう言うとダークネスはその場を去った。
一人残されたカミューラは 
「可愛く無いガキだこと」
怒りをあらわにし悪態をついた。 
ダークネスは自室に戻り鏡の前に立った。 
今の自分は他人が解る程 顔色が悪いのか? 
仮面の下に隠された素顔 
自分でさえ見た事が無い 
鏡に写る自分に
『お前は一体誰なのだ?お前の夢に出てくるあの者は一体何者なのだ?』
自問自答しても答えが出る訳でもなく
自分の首からぶら下っているペンダントを見やった。
唯一 夢の中のあの者とお揃いのペンダント・・・
お揃いと言う事は、自分の身内かそれに近い者か・・・
幾等考えあぐねても答えは、出ない
ダークネスは、溜息と共にベッドに横になった。

夢を見れば・・・
また、あの者に逢えれば今度こそ何か答えが出るのかもしれない
私の事・・・
あの者の事・・・

夢に出てくる者の事を考えると胸が苦しくなる
もしかしたら自分の閉ざされた記憶に関係ある者なのかもしれない
それともこれから訪れるであろう未来に関係ある者かもしれない

そう思うと次第に訪れる睡魔に身を任せダークネスは、夢の世界に陥った。
暗黒の世界
天も地も解らない
むしろ自分の足が地に着いているのかでさえ定かでは、無い

ああ・・・またあの夢だ
また、あの者に逢えるだろうか?

そう思うと少し離れた場所に佇む人物が居る
ダークネスには、それの人物こそが今逢いたいと思った相手
彼は、ダークネスに手を差し出し
「・・・あんたを必ず取り戻すぜ・・・の為にも」
誰の為に自分を取り戻す気なんだ?
私には、判らない
お前は、お前自身の為に私を取り戻してくれないのか?
私は、お前自身の為に私を取り戻して欲しい・・・と思っているのかもしれないのに
「私は、どうやったらお前に逢えるのだ?」
尋ねても答えては、くれないと解っていても尋ねてしまう
相手の胸元にぶら下っている半分欠けたペンダント・・・
自分と同じデザイン・・・
否 形からにして自分の欠けたペンダントの片割れかもしれない
そのペンダントの他に今迄無かった筈のペンダントがもう一つ・・・
「!!!!」

そうか!!お前とは、近い内に逢うのだな!!
そして私と対戦するかもしれない相手なのだな!!

ダークネスは、近い内に行なわれるデュエルに胸を高鳴らせていた。
夢の中でしか逢えなかった相手に逢えると信じ・・・


何で今頃になって書いてるんだろう??
携帯とPCで書いたので話しの辻褄があってない!!!
(前半は、携帯で後半は、PCで書きました。)



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