42.酔い任せ |
「ふぶきしゃ〜ん」 目を潤ませ目元を朱に染める十代 言葉自体危ぶい程 呂律が回っていない 「十代 飲み過ぎだよ」 苦笑する吹雪だが十代にお酒を呑ませ たのは彼自身だ お酒を呑んだ十代がどうなるのか知りたくて だがコップ2杯で酔うとは思っておらず ほど酔いかげんの十代を頂くつもりだったの にこれでは頂く事叶わず介抱する羽目にな りそうだ。 内心そう呟いていると 「オレを目の前にすてかるがれごろ!」 (オレを目の前にして考え事!) 怒り顔の十代 明らかにヤキモキを妬いている様だ そんな十代は吹雪の両頬を両手で挟むと徐に 自分の唇を押し付けて来た。 流石の吹雪もこれには驚きながらも十代の 柔らかい唇を堪能したのだった。 酔い任せとは言え君は予測不可能な行動をし てくれるから 俺は、飽きる事無くますます君に惹かれ行くよ 「クスッこれは君から仕掛けて来た事なんだからね」 「?」 吹雪は十代を組み敷くと十代の耳たぶを軽く噛る 酒の影響なのか耳たぶを噛っただけなのに異常に 反応する十代の躯 何時もは中々聴く事の無い妖艶な声 心地善い歌声 酔い任せで及ぶSEXに抵抗が無いわけじゃないが たまには、こんなのも<いいか>と思えて来た。 流石に十代には申し訳ないと思いつつも・・・ |