21.君の部屋
珍しく明日香から「デッキを見て欲しいんだけど?」と誘われ
た。
男である亮は、女子寮に入る事は、出来ないが明日香の
手引きによって寮長や他の女子生徒に見つかる事無く無
事に明日香の部屋に来る事が出来た。
初めて訪れた彼女の部屋
白を基調した可愛い部屋
亮の部屋とは、違い女の子の部屋と印象付ける細々とした
小物が多い
しかしそれは、鬱とおしさを感じさせる事無く
アッサリとした感じを与えていた。
淡い清清しい香り・・・香の香りなのか?
それともコロンの香り?

「何してるの亮?」
ボ〜と立ち尽くしていると急に声を掛けられて慌ててしまう
「あっいや別に・・・」
しかし初めて明日香の部屋にやはり魅入ってしまう
むしろ女の子の部屋に入る事自体初めてなのだ
そう思うと緊張してしまう・・・
高鳴る鼓動・・・
自分らしくないと思いつつも初めての事は、どうも緊張する
明日香に促されるまま亮は、天板がガラス張りのテーブル
の傍に座った。

「亮このデッキなんだけど・・・」
明日香が構築したデッキ
亮は、そのデッキを受け取り一枚一枚見て行く
そして気になる事が・・・
ガラス越しから見える明日香の太腿・・・
女子のスカートは、座るとその内側が見えるか見えないか
際どいラインまで短くなる
しかも今の明日香は、素足・・・
手を伸ばせば届きそうだが
「あっちょっと待ってて今直ぐにお茶持ってくるから!」
立ち上がる瞬間 後もう少しで見えそうになった下着
思わず赤面してしまう


頭の中には、事の最中の妖艶な明日香の姿・・・
裸体を見るのは、初めてでは無い
灯台の下や自分の部屋で何度無く躰を重ねている・・・
ただ今尚 彼女の部屋でやった事は、無い
(まぁ〜初めて来た部屋なのだから・・・)

「亮どうしたの?顔が赤いわよ?」
ティーセットを御盆に乗せて明日香が姿を現した。
不思議そうな彼女の顔
「あっいや・・・何でも無い」
今一度カードに目を通す

彼女のカードは、女性系モンスターのサイバーデッキ
マジック・トッラプを屈指して攻撃してくるタイプから攻撃力は
弱いが特殊効果で相手のライフを削るタイプのモンスターと
種類は、多い
「マジック・トラップやモンスターの組み合わせを考えても問
題無いと思う・・・」
ムニュ・・・

えっ・・・!!・・・

腕に当たる柔らかい感触・・・
「本当?よかったvvv」
更に押し当てられる感触・・・
「あっ明日香・・・むっ胸が・・・」
頭の中での全裸で妖艶な明日香の姿・・・
このまま襲いたい衝動に駆られる!!
「あっ・・・ごめんなさい・・・って亮?」
ドサ・・・
我慢も限界だった。
亮によって組み敷かれた明日香・・・
その表情は、瞳を潤ませ目元や頬を染め
まるで誘っているかの様だ

「明日香 お前が欲しい・・・」
撫でられる太腿に躰がビクつく

このまま亮が欲しい

「でも・・・」
恥じらいを見せる明日香に
「君の部屋で君を感じたい・・・」

後は、なすがまま御互いに躰を熱を求め合った・・・
意識が事切れるまで・・・

「明日香〜」
「兄さん!」
「亮にアレ飲ませたのか?」
「ううん・・・」
恥らう妹に
「ええ!!!!飲ませなかったの!!」
「飲ませようとしたんだけど・・・あの・・・その・・・」
「その前に襲われたの?」
「うん・・・」
まさか兄が用意した催淫剤をアロマオイルとミックスしてア
ロマポットで過熱して使用した・・・何て口が裂けても言え
ない・・・




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