面壁九年(番外編)


今目の前に美しい肢体を産まれたままの姿でベッドの上にさらけ出すティマイオス
両腕でしっかり胸元を隠す仕草が妙に可愛い
クリティウスはアメジスト色の瞳を細めながらそんなティマイオスを見つめていた。

パーティー会場での気品に満ちあふれた振る舞い 
しかも令嬢達がクリティウスに近寄る事を躊躇する程だった。 
他の貴族共の子息が俺に向ける羨ましそうな顔
どれ程 気持ち良かった事か・・・ 
そんな事を言おうモノならこの姫君は機嫌を損ねてしまうだろう 
今のティマイオスは西家の秘薬によって女の姿になっている 
解毒方法は二つ 西家に伝わる解毒剤を用いる方法ともう一つは、想いを寄せている
人物との性行為をする事 
以前ティマイオスが女になった(前科持ち)時は解毒剤を用いて元の姿に戻ったらしい
(もし他の男と性行為に及んでいたのならその相手を殺す!)
今回は解毒剤を作る材料が無いので俺が元に戻す事になった。
少し怯えた様な表情を浮かべるティマイオスに己の欲望は膨れ上がる 

このまま心行くまで犯したい・・・

そんな想いを馳せ巡らしていると
「何をそんなにニヤケテいるんだ?気持ち悪いぞ」
先程から何もしないでいるのは、恥ずかしい
その上 クリティウスが無言のままでニヤケテいるのが不気味だ
「気持ち悪い・・・か・・・
俺としては、別にニヤケテいるワケでは無いのだがな
お前のこんな姿を見れて嬉しいのだが・・・」
そうティマイオスがこんな姿を見せる相手は、クリティウスの前だけ
誰にも見せない
胸元の手を掴みティマイオスの顔の横に固定すると優しく軽く重ねるだけのキスを何度も
繰り返す
角度を変える度に深さを増し互いの唾液を交換する様になるとティマイオスの身体から香る
甘酸っぱさが強さを増しクリティウスの思考を麻痺させようとする

耳朶を甘噛みし耳の中を舐めまわす
舌が擦れる音がくすぐったい
首筋から鎖骨辺りまで舌を這わし強弱を着けて吸い付き紅い痕を残す

ティマは、俺だけのもの・・・

身体に感じる柔らかい感触
その感触を楽しむ為に搾乳を繰り返す
硬さを増した飾りを指で弾き嬲り吸い付く
母乳が出る訳でもないが<出るかも・・・>と微かに期待してしまう
「はぁ・・・んん・・・そこ・・・ばっかり・・・」
更に増す雄を誘う為の雌特有の匂い
この匂いに酔ってしまう
「ティマ いい匂いをさせて俺を誘っているのか?」
ティマイオスは、首を振り否定する

首を左右に振り否定をするがココは、グチュグチュに濡れているぞ

陰部に指を軽く這わすと蜜が流れ出す


ズズ・・・ジュクチュク・・・
零れ出す蜜を飲み出す
「あっ・・・いやぁ〜飲まないで・・・!!!!」
こんなに美味い蜜を飲まないで居られる訳が無い
俺だけに流される蜜

飲めば飲むほど思考が溶け出しこの小さな身体を自分の勃起したモノで刺し貫き全てを吐き出したい
衝動に駆られる
「ティマ・・・」
「・・・い・・・れて・・・」
もうダメ・・・
クリティウスの身体から発せられる雄特有の匂い包み込まれ思考が止まる・・・
クリティウスが欲しい
彼を感じたい
雄と雌が発情し想いが通じ合ったらこんな感じになるのかなぁ?

そう考えていると
「はぁ!!!んんん・・・っぅ・・・」
急に襲う身体の痛み
「ティマ・・・力を抜いて・・・」
「そっ・・・そんな・・・む・・・」
女の身体になって初めて受け入れるのだ無理を言わないで欲しい
それなのにズンズンと最奥目掛けて突き進んでくる物体
初めての筈なのにティマの感じる所をしっかり攻撃してくる
休む間もなく揺さぶられる
<痛い>と言いたいがイイ所を刺激されたんじゃ言えない




一体何回ヤッタのだろう・・・
グッタリと横たわる顔面蒼白状態のティマ・・・
目覚めれば怒り心頭だろうな
女とヤッタのは初めてだった。
それなのに何処をどうすればイイのかが判った。
唯手加減だけは、出来なかったが・・・
(する気も無かった)
このままティマが孕んでくれたらどれ程有り難い事だろう
そうなれば<何時の日にかティマが他の雌と結婚をするのでは・・・>と言う思いをしなくてすむ
「ふぅぅぅぅぅんんん・・・・」
目が覚めそうになるティマイオス
「ティマ・・・」
優しく額にキスをする
「クリティウス・・・身体がダルイ・・・」
この男には、加減と言うものが無いのだろうか?
自分とオレの体力が全然違う事に気が付いてい無いのか?
身体を少し動かすだけでも辛い状態だ・・・・????

嬉しそうな顔のクリティウス・・・
「ティマ やっと元の姿に戻ったな」
媚薬の効き目が切れて男の姿に・・・
「それがどうした・・・ってまさかお前!!!!」
「今度は、その姿のお前を味合わせて貰うぞ」
再度ベッドの中
ティマが陥落するのもあっと言う間・・・

このままじゃこの男の性欲によってオレの身体は、動かなくなるのかもしれない!!!!!


きっとクリティウスの性欲は、海馬の上は行くと想う
そしてティマイオスの体力は、闇遊戯並みだったりして・・・



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