Business trip

Business trip

何時もは、週末にしか俺の元に来ない
遊戯が何故か平日の昼間にやって来た。 
しかも今日 俺が屋敷の方に居るとは言っ
て無いのにも関わらず屋敷に来て俺の膝
の上に乗り甘える様な仕草を見せて 
「遊戯 貴様が甘えて来るなどどういう風の
吹き回しだ?」
遊戯の顎を持ち上げ親指の腹で柔らかい
唇をなぞると
「貝になりたくて・・・」
「?」
貝?何故 貝なのだ?
「貝の様に固く身や心を閉じるつもりなのか?」
やや不機嫌な表情を見せると遊戯は楽しそうに
「違うぜ 熱せられ熱くなると貝は口を開くんだぜ」
その言葉に納得してしまう
「だったら貴様を熱くし
てやると
この可愛い口から俺の咥え感じている
声が聞け ここは、俺のモノを咥える為だけに開か
れるのだな」
海馬の手は遊戯の双丘の谷間をズボン越しに
撫で上げる
「やらしいヤツ・・・」
「違うのか?」
「違わない」
この男のこのヤラシそうな顔を見れるのはオレだけ
「優しく熱くオレを抱けよ」 全く俺に対しての殺し
文句とは思えん程の色気の無い言葉 
だが色気が無くても気の利いた言葉など言わない
遊戯が俺に言うのだ興奮せずには居られない 
俺には効果的面だな 
いやそれまでの甘えた行動が足されるから倍増か? 
海馬は遊戯を優しく抱き上げると隣室に繋がる扉
を簡単に開け天蓋付きのベッドの上に優しく横たえる
 
 
「あぁ・・・ハァんん・・・」
途切れる事無く紡がれる声に欲情する 
何度となく打ち付け精を吐き出しているのにまだ欲し
てしまう
 
遊戯を脱がした時 思った。
 
遊戯の服が貝殻で白く滑らかな身体が身なのだと 
だがそれは違った。
遊戯自身が殻であり身なのだ 
だからどんなに貪欲までに貪っても食いつくせない 
喘ぐ口に濃厚なキスをする 
息苦しいのだろう首を左右に振り逃れようとするが
そんな事はさせない右手で顎を固定して左腕を
遊戯の背後に回し身体の自由を奪いながら逃げ惑う
舌を追い掛け絡め唾液を交換しあう
その間も腰の動きを休めず遊戯の感じる場所を擦り
打ち付ける
遊戯の熱くドロドロに溶けた場所は海馬のモノに絡み
付き吸い付きながら刺激を与え続ける  まるで海馬の
命そのものを吐き出させようとしているかのように 
結合部分からは海馬の精と遊戯の愛液が入り混じっ
た液体が流れ落ちる  
 
どれくらい行為に没頭したのだろう? 
身体には程よい疲れがまとわり付く
隣には、無理を強いて疲れ果て眠りこける遊戯の姿
「熱を与えて簡単にその身体を開かれては大変だな」
嬉しそうな海馬の声
「・・・お前・・・だけにだぜ・・・」
擦れたくぐもった声
「遊戯起きたのか?」
「う・・・ああ・・・でもまだ眠い」
枕に顔を沈めながら返事をする
「かいば・・・明後日から一ヶ月出張なんだろ・・・
気を付けて言って来いよ・・・」
一瞬驚いた様な表情をした海馬だったが何やら思い付いた
のか遊戯の覆いかぶさる
「かいば!!なっ何する!!」
「貴様を食わせろ」
「も〜いっぱいしただろ?」
「あれだけで満足出来るのもか!!」
一ヶ月も海馬に触れてもらえないから仕方が無いと思い
遊戯は、海馬に身を委ね快楽の波に飲み込まれて行った。
 
 
「・・・んん・・・」
「起きたか?」
「かいば・・・?オレ・・・」
「良く寝ていたな」
優しく髪を撫でられ気持ちいいと思った。
「・・・・?・・・」
嗅ぎなれない匂い・・・
遊戯は、慌てて起き上がると腰には激痛
そのままベッドへ逆戻り
「海馬ここ・・・何処だ?」
見慣れない室内
海馬は、スーツを着用している
自分も何時もと同じ服装・・・
「ここか?イタリアのホテルだが?」
「なっ何でオレがイタリアに?!」
「貴様の家族には、了承済みだが?聞いていなかったのか?」
唖然呆然状態の遊戯
まさか本当に聞いていなかったのか?
予想外の反応に海馬も些か驚いていたが
「一ヶ月間は貴様と一緒に居れるぞ」
覆いかぶさろうとする海馬・・・
 
一ヶ月間も海馬と一緒に居たら壊れてしまう!!




何とか闇遊に言わせたかった台詞を言わせたぜ



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