Under shrine maiden clothes
「亮〜」
遠くから駆けて来るのは明日香
「あっ明日香・・・その衣装
どうしたんだ?」
明日香の今の格好は巫女そのもの
「ジュンコとももえに無理矢理着させられたんだけど・・・
似合わない?」
頬を朱に染め照れている
「いっいや・・・似合っている
ただ初めて見たから
何て言ったらいいのか思いつかなかったんだ」
正直な意見
まるで何時のも明日香では無い様に思えた
「初めて着たからちょっと違和感があるんだけど」
胸元を押さえる明日香
巫女衣装は胸の直ぐ下まで袴の上を持って行くので明日香の胸の大きさが強調される
「明日香 ここに来るまでに何か起きなかったか?」
 
何か嫌な予感がする
 
亮は顔が熱くなるのを感じながら尋ねると
「?」
何か考える仕草を見せながら明日香はココに来るまでに有った事を思い出す
「そう言えば・・・すれ違った男子生徒が前を押さえながら前かがみになってたけど?
そうそう兄さんもそんな格好していたような・・・」
口元に人差し指をあてながら小首を傾げる
 
あっ明日香・・・女には判らないだろうが
それは息子が膨張したからだ!!
可愛そうな連中だ・・・
同情する
 
そう亮が思っている最中 明日香はしきり無しに前を気にする
「どうしたんだ?」
違和感のある行動に尋ねると
「あっうん・・・ジュンコに和装するのなら下着を着けちゃダメって言われて・・・今ノーブラなの
だから乳首が衣装に擦れて・・・」
その言葉に鼻血が〜!!
思わず亮の脳内で
 
ベッドの上で上半身だけを起こし白衣から片方の乳房が露になり乳首から微かに乳白色の液体が・・・
しかも明日香の穿いている袴は行灯袴と呼ばれるスカートタイプ
その袴が際どい所まで捲れ上がり裾から見える白衣と長襦袢が肌蹴
明日香の白い腿を覗かせている
その上足先には白足袋!!
明日香の表情は愁いを帯び男を誘うかのように相手を見上げる
『来て・・・』
そんな言葉を言われたらどんな男だって堕ちるだろう
 
「・・・・・・亮・・・?」
ハンカチで亮の鼻元を押さえている明日香
「どうしたの急に黙って
しかも鼻血までだして亮らしくないわ」
それは明日香の所為だ
きっと他の男共もそんな明日香の姿を妄想したのだろう
そして明日香を襲ったのだ・・・妄想の世界で
「でも幾ら和装だからってショーツまで穿いたらイケないなんて・・・
気になって仕方が無いわ・・・ショーツぐらい穿いたっていいと思わない?」
・・・?・・・ノーパンなのか!!!!!!!!
余りの衝撃に流石のカイザーも思考回路停止
「ちょっ・・・ちょっと〜!!亮どうしたのよ〜!!」
そのままブラックアウト・・・
しかも大事な場所はテントを張った状態で・・・
 
 
「気なったんだけど明日香さん亮様に下着の事話して無いわよね・・・」
「まさか・・・いくら亮様と恋仲だと言っても明日香さんならそんな恥ずかしい事
言わないと思いますわ」
でも・・・もしかしたら・・・
 
2人から苦笑いが
明日香の巫女姿を見た男子生徒から夢見心地のまま甘い溜息が
意識を取り戻した亮に襲われる明日香から嬌声が
それぞれ聞こえた様な聞こえない様な・・・




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