02.二人だけの時間
空を見上げれば雨雲が立ちこめシャワーの如く降り続ける雨
前髪が額に張り付いて気持ち悪いし濡れた服が気になる・・・
 
朝は、あんなに晴れていたのに
 
天気予報だと今日一日晴れだって言ってた
気分転換にでも・・・と思い亮と十代達を誘って古代遺跡の在る所まで来たのだ
昼食を終え十代と三沢がいきなり立ち上がり持って来たデュエルディスクを装着するや否や そのままデュエル開始
しかも古代遺跡に囲まれて
亮も楽しそうに2人のデュエルを見ている
 
次第に雨雲が立ちこめ嫌な予感がして来たら
そのままシャワーの様な雨
急いで荷物を片付け森の中まで走って行ったが明日香が足を滑らせて転んでしまった。
運がイイのか悪いのか明日香の後を走っていた亮が明日香を抱き上げ近くの木の下に避難してくれた。
他の皆は明日香の前を走っていたので明日香が転んだ事に気が付いて無い
予想していなかった二人だけの時間
嬉しいのだがとんでもない姿を見られて恥ずかしい
「天気予報外れてしまった・・・」
呟く様に言うと
「でもそのお陰で明日香と二人っきりになれた」
亮の言葉に明日香は赤面しながらコクンと頷いた
 
先程足を滑らせて所為で足首がズキズキする
でも亮が傍に居るから痛みも我慢出来るかな?
このまま降り続けてくれてもいいかな?
折角の二人だけの時間なんだし・・・
あっでも止んでくれたら亮に負ぶさって貰いながらアカデミアに戻るのもいいかな?
 




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