朝食
チッチッ・・・
窓の外から聞こえてくる小鳥の囀り
それは心地よい目覚めを導いてくれるが時折とんでもない鳴き声で目覚めを導いてくれる時も在る
今日は、どちらかと言うと心地良い目覚めの方だろう
「・・・う・・・ん・・・・」
微かに重い目を開けると目の前には最愛なる2歳年上の旦那様の顔
彼との出会いはアカデミアでの先輩と後輩の間柄であって彼と自分の兄とは親友なのだ。
アカデミアに在学中 彼に告白された。
彼は女子生徒の憧れの的で彼の恋人になりたいって思う女の子は数知れず
しかも自分もその中の一人だったのだ
入学当初からず〜と憧れていた先輩
彼が兄の親友と言う事もあって他の女の子よりも彼と話す機会は多かったものの告白までは出来ずにいたのだった。
彼に灯台で逢う前は必ず部屋の鏡を見ながら「今日こそは告白する!」って意気込むのだけど彼を前にすると緊張のあまり言えない・・・
他愛無い話しなら出来るのに
何回チャレンジしようとして何回挫折した事か!
でも彼から「明日香の恋人候補になってもいいかな?」って言われた時 正直心臓が止まりそうになった。
否その一瞬だけ止まっていたかもしれない
しかし先輩である彼は、自分より先に卒業してしまう
そりゃ〜一緒に卒業なんて出来ないんだけど・・・離れ離れになるなんて想像出来ないのが現実・・・互いが空気の様な存在だったから・・・
傍に居て当然だと思ってから
でもそれは、ただの現実逃避でしか無い事ぐらい気が付いてる
彼がアカデミアを出ていく時は笑顔で見送るつもりだったし彼との恋人としての別れの時だと思ってた。
プロになれば多くの出会いがあり多くの別れだってある
その出会いの中で彼の心を射止める女性が現れるかもしれない
現実の距離は心の距離・・・
それなのに亮は出発の日 埠頭で明日香に「2年後 明日香が卒業する日に迎えに来る それまで待って居てくれ」って・・・
2年の間に互いの何がどうなっているかなんて判らないのに
それでも明日香は、その言葉を信じ2年待った。
そして2年後 明日香がアカデミアを卒業する日
プロとして世界を飛び回っていて忙しい筈なのに本当に亮は迎えに来てくれた。
「明日香 これからは俺の傍に一生居てくれないか?」の言葉と共に・・・
卒業後2週間後に亮と明日香は結婚
今は結婚1ヵ月の幸せいっぱいの新婚さんなのだ
優しく抱き締めてくれているその腕が温かく気持ちがいい
耳に聞こえてくるのは相手の規則正しい心音・・・まるで子守唄の様に安心感を与えてくれる
でも少しばかり違和感が・・・
何故 彼が私の身体の下なのか?
何故 彼は私の隣で寝ていないのか?
今の自分の姿と彼の姿を見て夕べの事を思い出す
二人とも一糸纏わぬ姿
しかも明日香の豊満な胸元には、所有印がしっかりと刻まれている
結婚して2週間
彼に求められるまま毎日行為に及んでいる
それも1回じゃない何回も・・・
尽きる事の無い欲望・・・
その度に自分は先にブラック・アウトしてしまうのだ
独身時代は、彼がそんなに性欲絶倫だなんて知らなかった。
知らなかったと言うより
その時は互いに一緒に住んでなかったからかもしれない
ただその時でさえ1回で終らなかった事は終らなかったが・・・
それは、互いに忙しくて逢えないから・・・だと思っていた。
でも結婚した今・・・
毎日求められて嬉しいと言えば嬉しいが身体が持ちそうに無い・・・
そして消えることの無い所有印・・・
この印のお陰で胸元ギリギリの露出度の高い服を着る事が出来ない
せめて着けるのなら胸元より下に着けて欲しいと言ったら
「俺以外の男に胸元を見せる必要なんて無い」と言われた
まぁ・・・言われてみればそうなんだけど今時の可愛衣服って胸元が開いたのが多いしそういう服って正直可愛い
可愛い服って着たいものだと思う
明日香は、朝食の用意をしようと起き上がろうとしたが・・・
自分は何て格好をしているのだろう!
両足を開き相手の下腹部付近を跨ぐ格好をしているのだ
しかも下肢に感じる違和感・・・
「はぁ・・・んん・・・」
思わず声が漏れる
膣内にペニスが埋め込まれたままなのだ
まさか夕べ行為を終えた後
そのまま寝てしまっていたなんて
組み敷かれたまま先にブラック・アウトした自分の身体をペニスに差し込んだまま己の上に乗せて寝るなんて
彼には、重みなんて感じてないのだろうか?
そう想いながらも明日香は、自分の内に納まっているペニスを抜こうとするが中道を刺激され何回も声が出そうになる
後もう少しで抜き終わるその時急に腰を?まれ下に下ろされる
抜き終わりかけたペニスは、そのまま明日香の身体の中に納まってしまう
「明日香 一人で楽しもうとするなんてイケないなぁ」
まるで悪戯っ子を見つけた様に言う相手・・・
明日香は、身体を小刻みに震わせて
「ち・・・違う
私は朝食の・・・準備を・・・はぁぁ・・・」
言い終わらない内に突き上げられてしまう
「違う・・・と言う割には、しっかりと感じているじゃないか?」
「亮・・・お願い・・・朝だけは・・・」
明日香は顔を朱色に染め朝からの行為を拒絶した。
朝は、亮の為に朝食を作ってあげたいのだ。
しかし朝から行為に及ばれては、朝食を作ってあげられない
それに毎夜求められて腰が幾分痛いのだ・・・
それでも亮は
「俺は朝からでも明日香を感じたい」
とさら〜っと言ってのける
「でも・・・昨日の晩だって・・・いっぱいしたじゃない・・・それに毎晩してる・・・でしょ?」
「それでも足りない!
それに明日香は、俺に触れられたく無いのか?」
「・・・そんな事・・・」
そんな事言うなんて意地悪だ
私だって亮にいっぱい触れて欲しいと思っているのに・・・
だから夜求められまま応じてしまうのだ
潤んだ瞳のまま明日香が俯くと
「意地悪を言ってすまない」
明日香が本当に嫌だと思っているのなら毎日自分の求めに応じてくれない事なんて解っている
だが解っていても意地悪を言いたくなるのだ
彼女が本当に自分の妻で居てくれている事が夢の様だから
彼女が自分の物だと言う確認の為に・・・
侘びの意味を込めて明日香の額に軽くキスをする
だがそれがくすぐったかったのか明日香が首を竦める姿があまりにも可愛く明日香の身体の中に納まっているペニスが質量を増す。
「あっ・・・りょ・・・」
「明日香が可愛い仕草を見せるのがイケないんだぞ!」
言うが早いかそのままベッドに押し倒される明日香・・・
「うっ・・・嘘でしょ?!」
このままじゃ襲われる!
抵抗しようとしたら緩くだが突き上げられ抵抗を阻む
「このままじゃ俺がヤバいからやらせてもらう」
そう言うと速く緩く・浅く深く明日香の感じる所を容赦なく攻め立てる
襲い来る快楽の波に為す術無く飲み込まれて行く明日香はただ感じるままにあられもない声で啼くしかなかった。
トントントン・・・
小気味良い包丁の音
グツグツ・・・
と鍋から白い湯気が出ている
朝食は和食の様だ
朝目覚めて早々しっかり襲われたものの1回で終らしてくれた亮
痛む腰を抱えながらそれでも明日香は亮の妻として最愛なる夫の為にと遅めの朝食の準備をしていた。
薄手の淡いブルーのブラウスに白い短めのタイトスカート
調理中の汚れ等を防ぐ為に掛けているエプロン
長い髪は、軽く後ろで束ねられている
妻として夫である自分の身の回りの世話を甲斐甲斐しくしてくれる明日香
そんな明日香の後ろ姿を椅子に座りながら眺めていると気持ちが良からぬ方に・・・
亮にしてみれば1回で満足出来る訳では無く胸の内で燻り続けている熱を抑えるのに必死なのだ
その所為か明日香の後ろ姿は、まるで自分を誘っている様に見えてしまう
その身に自分の楔を突き立てて心行くまで味わいたい・・・
明日香が自分のだけのモノだと実感したい
そう思うと居ても経っても居られない
亮は背後から明日香を抱きしめると明日香の項に自分の唇を当て吸い付く
「亮・・・包丁使っているのよ!危ないからダメ・・・それにさっきしたばかりじゃない・・・」
亮が何を仕様としているのか解っているから抵抗してしまう
明日香が調理をしていて両手が使えない事をいい事に亮は左手でエプロンの上から胸を揉み出し右手で太腿を撫でながら短いスカートの中に進入をする
「はぁぁ・・・やぁ・・・んん・・・りょう・・・ダメ・・・」
身体が次第に熱くなる
身体が小刻みに震えてくる
チュクチュク・・・
と何度も啄ばまれ舌で嘗めあげられる
そんな行動を繰り返しながら亮の唇は項から襟元に移動する
胸を揉んでいた左手は何時の間にかエプロンの隙間から入りブラウスの合わせ部分から中に入りブラジャーの上から鷲掴んでしる
右手は下着の上から恥丘をなぞり割れ目付近の布地の上から陰核を刺激すると明日香は立って居られなくなり崩れる様にしてそのまま座ってしまう
そんな明日香を背後から抱き締めながら亮はガスコンロの火を消し更なる愛撫を明日香に与える
「ふぁ〜ぁぁぁぁ・・・んん・・・はぁぁ・・・」
亮からの愛撫を受け明日香はあられもない声を上げる
既に明日香は快楽の波に飲み込まれ亮の為すがまま・・・
エプロンのリボンは解かれブラウスは着崩れ片乳がブラジャーの上から顔を覗かしている
顔を覗かしている乳房の先で硬くなっている乳首を摘むと白い液体が零れ出す
荒い息の中 今尚下着の上から嬲られる陰核にもどかしさを感じたのか明日香は震える手で亮の手首を掴むと自分から下着の中に誘い込む
ジュクジュクに濡れた陰部に触れながら
「明日香は淫乱だな
クリストリスを嬲られただけでこんなに蜜を溢れさせているんだから」
陰核を嬲っていた指は陰部を突き刺し掻き回しながら明日香の耳朶を甘噛みされ掠れた艶のある声で囁かれ明日香の身体がビクビクと反応し出した。
「はぁぁぁ・・・んんん・・・はぁはぁ・・・」
「俺のモノが入ってないのに一人でイッたのか?」
荒い息を吐きながら顔を紅潮させながら瞳を潤ませながら明日香は背後に居る亮に凭れ掛かっている
「明日香 俺のモノを入れさせて貰うぞ」
脱力しきった明日香の身体を反転させ明日香の顔が自分の方を向く様にすると嬉々とそそり立つ自分のペニスを明日香の陰部に宛がいそのまま明日香の腰を落とす。
「ひゃぁ〜ぁぁぁあああああ・・・」
最大限にまで肥大したペニスを挿し込まれ上下に揺さぶられ嬌声を上げ続ける
酸素を欲しがる魚の様に口をパクパクさせる明日香
その口の端からは飲み込めないでいる唾液が流れ出している
隠微な表情
そんな明日香を下から何度も突き上げていると仕舞いには明日香自ら腰を動かし亮のモノを更なる奥へと迎え入れようとする
ドロドロに溶けた内壁は亮のペニスに纏わりつき精を吐き出させようと蠢く
「・・・くっ・・・」
思わず亮の口から快楽の声が出てしまう
自分が仕掛けた行為とは言え
これほどまでに明日香が乱れてくれるとは・・・
亮の心の中を満足感が支配する
何度貪っても飽く事の無い明日香の身体・・・
何度精を吐き出そうとも明日香を見ると底なしの様に生成される
何度も互いの名を呼び合い絶頂を迎える
亮の胸元には意識を軽く飛ばした明日香が
まな板の上には、包丁と食材・・・
俺にとって朝食は明日香自身・・・
それを好い加減気が付いて欲しい気がする
「・・・んん・・・・」
意識を取り戻した明日香に亮が
「続きはベッドの上でしようか・・・」
と耳には気持ちいい低い声での悪魔の囁き
「・・・無理・・・」
掠れた声でやっと言えた抵抗・・・
それなのに亮は明日香の中道にペニスを収めたまま立ち上がりベッドへ・・・
歩く度に抜き差しされるペニスに明日香は感じてしまい思わず亮のペニスを締め付ける
「明日香 そんなに締め付けるとベッドまで持たないぞ
このままここでお前を頂く事になるがそれでも構わないのか?」
それだけは嫌だった。
犯されるならベッドの方がまだいい亮のペニスを何とか締め付けない様に気を付けは居ても内壁を擦る感覚には何とも言い様が無い快楽が・・・
そして何とかベッドまで耐えると亮から御褒美とも言わんばかりに激しい律動が
ベッドの上でひたすら貪られながら明日香は内心
も〜亮ったらエッチィなんだから!!
と悪態をつくしかなかった。
そして彼の尽きる事の無い性欲に恐れを抱くしかなかったのだ。
――余談――
明日香は心の中で悪態を吐きつつも
どんなに言葉で抵抗しても
亮に抱かれてアノ大きな熱いモノで突き上げられると感じて気持ちいいから許してしまうのよねvvv
行為の最中時折玩具なんて使われるけど
正直物足りないのよ
それに亮は私の事 朝食代わりにしてるけど亮の方こそ私の朝食なんだから!
でも亮には内緒!
そんな事言ったら後が大変だもん
亮に卑猥な発言や背面座位とか書きたかったのですが根性が無かったので断念しました。
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