Summer Cold (Back Version)
外はウダル程の暑さ
夏だから仕方が無いと言えば身も蓋も無いが・・・
その中空調設備がしっかりとしているオベリスク・ブルーの寮内では外の暑さなんて何のその
ピピッ・・・
「38°2・・・まだ熱が高いな」
コホコホ・・・
「ゴメンなさい亮 折角楽しみにしていた花火大会なのに」
額にアイスノンを貼り申しワケなさそうにしている明日香
「花火大会を楽しみにしていたのは、明日香もだろ?」
今日は、童実野町で行われる花火大会・・・
海馬Co.の城下町とあって花火大会は毎年盛大に行われる
そして名だたるデュエリストが集まる日なのだ
デュエリストが集まれば当然デュエルが行われる
カードのトレードだって・・・
デュエルアカデミアにとってこの花火大会は、花火を楽しむ他に
高名なデュエリストによる生のデュエルを見たりデュエルをしてもらったり
課外授業としても評価されているのだ
そして運が良ければ武藤遊戯と海馬瀬人のデュエルだって見れるのだ
そんな花火大会なのに明日香は、夏風邪を引いてしまいダウンしたのだ
「今は、ゆっくり寝て体力を回復させないと」
「うん・・・」
「そう言えば夕食は、御粥でもいいか?」
うどんとかも食べ易そうだし・・・
「うん・・・ありがとう」
熱の所為で朱色に染まった頬
潤んだ瞳
熱い吐息・・・
そのどれにも亮の雄の部分が反応する
明日香には、その気が無いのは重々承知
だから・・・
「明日香 汗かいただろう着替えた方がイイ」
羽毛の掛け布団を捲りパジャマのボタンに触れる
「えっ・・・じっ自分で脱げるよ・・・それに・・・」
替えのパジャマが見当たらない
「俺が着替えさせてあげるよ」
伸しかかって来る亮に耳元で囁く様に言われ身震いしてしまう
亮の低い声・・・反則だよ・・・
腰の辺りが甘く痺れ少しムズムズしてくる
亮に馴らされた身体は、その声に思わず反応してしまうのだ
例え心が求めて無くても身体が求める様に
クチュ・・・チュク・・・
「はぁ・・・んんん・・・」
角度を変え深さを増す口付け
最奥に逃げた明日香の舌を探し自分の舌を絡める
熱の所為か明日香の口腔内が何時もより熱い
事の最中にキスをしているかの様な熱さに目が眩む
気持ちがイイのだ
「ふぁ・・・りょう・・・風邪移るよ」
「かまわない
寧ろ明日香からの風邪なら大歓迎だよ」
チュク・・・チュッ・・・
どれだけの間キスをしていたのだろう
舌の侵入を何度も阻止しようとした
捕まらない様に口腔内を何度も逃げまわった。
体力的な問題か簡単に捕まってしまったが・・・
息が上がって何度も呼吸を整え様とあえぐ明日香
熱の所為か
それともキスの所為か
朱みを帯びた顔
熱い吐息
飲み込めないで口の端から糸の様に流れている唾液の痕
そしてチロチロと見え隠れする舌
まるで亮を誘っているかの様に見える
もっと俺を感じて欲しい
俺だけを求めて欲しい
耳の内側に聞こえる擦れる音
亮が耳を舐めているのだ
「やぁ〜りょ・・・やめて・・・」
カリッと耳朶を甘噛みされる
「はぁぁんん・・・りょう・・・だめ・・・」
パジャマの前ボタン外し合わせ部分から片手を挿し込み中指と人指し指の間に乳首を挟み込みながら乳房を搾乳する
時折中指と人指し指に力を込め乳首に痛みと甘い刺激を与えのけぞる明日香の姿を見ながら・・・
乳首は明日香の性感帯の一つだから
もう片方で逃げようとする腰を抱き抱えながら
「お願い・・・やめてぇ〜私・・・汗いっぱいかいているから・・・」
汗で身体が汚れている事を主張するものの
「SEXをすれば汗をかくのだ気にする事なんて無い」
とあっさりと笑顔で言い返されるがやっぱり女の子としては嫌なものだ
それ故に亮の身体を押しのけ様とするが風邪の所為で力が入らないし
亮に身体を触れられ気持ちイイと感じているのだ
明日香の首筋に鼻を押し当てながら
「明日香のイイ匂いがする」
今はエッチな事をしたい気分じゃ無いのに・・・
でも身体が熱い
亮に触れて欲しい
「明日香を味わいたいのだ」
その頃には上着は全開にされズボンは脱がされた状態に
何度も指の腹の部分で明日香の身体のラインをなぞる
首筋から胸元までには亮が着けた紅い鬱血の跡
乳房には明日香が亮の愛撫に感じた証である母乳が付着している隠微な光景
亮に見られているのが恥ずかしいのか身をヨジリ隠そうとするが両腕はシーツに縫い止められている
「綺麗だよ 明日香
そして何て欲情的な光景なんだ・・・明日香のこんな姿が見れるのは俺だけだ」
亮の熱っぽい眼差し
もっと見て欲しいと思ってしまう
亮に・・・
いいえ亮だけに見て欲しい
下着の上から恥丘を優しく指で撫でたり割れ目から指を挿し込み
陰部を撫でたり明日香の性感帯を刺激する
しっとりと濡れ出す下着
「やぁ・・・はぁぁぁぁ・・・」
ピチャ・・・チュッ
指で嬲られたソコに唇を押し当てながら下着越しに愛撫を施す
布越しの微妙な感覚がもどかしい・・・
直接触れて欲しい
そう思っていても言葉に出すのが恥ずかしい
自分が淫乱な女だと思われたくない
しかし自分の口から強請らないとこの男は、何時までもじらして来るだろう
自分に言わせたいのだ『直接触れて欲しい』と『自分の内に入れて欲しい』と・・・意地悪な男だ
自分の方こそ『触れたくて』『挿たくて』仕方が無いくせに
しかしそんな我慢は自分の方が持続しないのだ
亮に性感帯を必要以上に攻められているのだから・・・
「はぁ・・・んんん・・・りょ・・・触って・・・」
自分から下着をずらし足を開き亮に恥丘を晒し出す
そして割れ目を左右に開き陰部を亮の目の前に晒す
「明日香は淫乱だな
自分から下着をずらし蜜で溢れ返った場所を惜しげも無く俺に晒すのだから」
グプッ・・・ヌチュ・・・
「こんなに蜜を溢れさせて可愛いよ 明日香」
「りょ・・・もう・・・もう・・・」
震える手で亮の手を掴みながら自分の陰部に誘いだす
グプッ・・・ズチャ・・・
親指で陰核をこすり刺激しながら人指し指と中指で陰部内を掻きまわす
その都度上がる嬌声は亮の内側に眠る獣を目覚めさせる
指を挿し込み中を刺激しながら溢れ出て来る蜜を吸い上げる
明日香から溢れ出す蜜の何と甘い事か・・・
もう指じゃ・・・ダメ・・・
亮の太いのでグチュグチュに掻き回されたい
メチャメチャに刺し貫いて欲しい
何度も亮の精子を膣内に吐き出して欲しい
亮のモノで溢れ返らして欲しい
自分が亮のモノだと実感させて・・・
上がる息のまま
熱く潤んだ眼差しで
蜜を零すその場所に己の勃起したモノを刺し貫き内に溜まった熱を吐き出したい欲情に駆られる
まだ馴らしきって無い場所から指を抜こうとすると行かせまいとして指を締めつけられる
「くくく・・・明日香そうせっつくな もっと善い物をくれてやるから」
ヌルヌルと明日香の粘液が付着した指を勃起したモノに触れさせ粘液を塗りつける
限界にまで勃起したモノを陰部に宛がいジュクジュクに蕩けた場所に捻り込む
「ひぃぁぁぁ・・・・」
急に襲い来る衝撃に明日香の目は見開く
「・・・くっ・・・」
思わぬ締めつけに声を上げてしまう
最高の締めつけをもっと感じたい
自分のモノに刺し貫かれ恍惚の表情を浮かべる明日香を見ながら
「ああぁぁぁぁ・・・・」
揺さぶられる身体
甘い刺激から裂かれる痛み
その痛みも次第に甘さに代わり
苦痛の表情も悦楽の表情に
もっともっと感じたいのか亮の動きに合わせて明日香も自分の腰を動かす
亮の先端を自分の感じる場所に当てながら
・・・ああぁぁ・・・本当におかしくなる・・・
もっと・・・もっと・・・奥に亮が欲しい
壊れたってイイ・・・亮を感じていたい・・・
もっと亮に自分だけを感じて欲しい
身体に篭る熱は夏風邪の所為?
それとも亮との行為によるモノなの?
空調の利いた快適な場所に居るのに身体に熱が篭り熱い
膣内に放たれる熱
それに合わせるかの様に明日香の意識も遠のく・・・
「んん・・・?」
霞む眼差しの先に見えるのは見馴れた天井
ゆっくり身体を起こしながら腕を見るとパジャマの袖
ちゃんとパジャマを着込んで居る
恐る恐るズボンに手を入れ陰部に触れて見るがヌルっとした感触も無く指に精子も付着していない
亮とのSEXは、まさか夢?
何て夢を見たのだろう・・・
これではまるで自分が欲求不満だと言っているかの様だ
顔が急に熱くなる
こんな事 亮に知られたくない
コンコン・・・
部屋をノックされ慌ててシーツの中に隠れる明日香
「目が覚めたのか? 明日香の為に雑炊を作って来たのだが食べられるか?」
優しい笑みを浮かべる何時もの亮だ
脳裏には、夢(?)だった余韻が・・・
「ええ・・・」
亮が私の為に・・・?
亮が料理を作れるなんて知らなかった・・・
きっと翔君の為に作った事があるのね
ズキッ・・・
胸元が微かに痛みだす
それは、翔に対する嫉妬から来るものなのか解らないけど・・・
御茶碗に注がれる雑炊
その御茶碗を受け取り熱い雑炊を蓮華で掬いあげ軽く息を吹きかけ冷ます
それを口に運ぶ様を見ながら亮は微かに口角を上げながら
明日香しっかり食べるいいよ
催淫剤入りの雑炊を・・・
夏風邪によって体力免疫力が低下している状態の明日香を襲い貪る事を楽しみにしている亮
先程 明日香が意識を失うまで貪っていたのにも関わらず・・・
亮の内に眠る獣はヘルの事です。
(説明しないと解り難いですよね〜)
表の「Summer Cold」は、この話しの元ネタを手本にして書いたんです。