ある朝の出来事


チュンチュン・・・

ガタン・・・ゴト・・・部屋の新聞受けに新聞が投函される音が聞こえる

何時もなら決して聞く事の無い音

 

「・・・」

なかなか寝付けないまま結局朝を迎えてしまった

明日香はベッドの中でムズムズする躰を持て余す

隣ではスヤスヤと寝息を立てて眠る旦那様

 

何時もなら自分の体調が悪くても

どんなに明日香が抵抗しても時と場所を問わず欲望のまま狂おしいまでに自分の躰を求めて

来るのに昨夜は、全く求めて来なかった

それ故に躰の中で発散されなかった熱が発散されたくて燻っている

 

眠る旦那様 亮の横で明日香は自分の肌に触れ

胸の飾りに人指し指と親指で挟み込み捏ね繰り回す

次第に固さを増す飾りを引っ張たり押し潰したりする

明日香にとって胸の飾りは性感帯の一つ

 

感じてしまう・・・

 

片手で直接下肢に触れ恥丘を越え陰部に・・・

陰核に触れ刺激していく

 

はぁはぁ・・・

 

隣に亮が居るのに自慰をしてしまう背徳感

何時もより感じてしまう

でも躰は指なんかより熱くて固いモノを欲してしまう

ゆっくり亮の様子を伺いながら明日香の手は亮の下肢に触れる

寝ている筈なのに固いソコ

朝立ちと言う現象なのだろうか?微かに膨れているのだ

ソコが自分の躰に与える快楽を思いだすと我慢なんて出来ない

明日香は亮のパジャマのズボンと下着をずらすと少し固くなっているモノに指で触れ

自分の唇を当てる

チュクチュク・・・ピチャピチャ・・・

舌を這わし刺激を与える

それに反応するかの様に更なる固さを増し主張してくるソコ

 

余りの気持ち良さに次第に浮上する亮の意識

確実に下肢に熱が集まっているのが自分でも解る

ゆっくりと目を開け見た光景は自分の下肢にうずくまり奉仕する明日香の姿

思わず心臓が高鳴る

まさか明日香が朝からこんな事をしてくるとは思ってもいなかったのだ

 

夕べ本当なら何時もの様に明日香を求めたかった

でも明日香の躰にかかる負担の事を考えて「たまには・・・」と思い

亮もまたくすぶる欲望を体内に留めたまま眠りに着いたのだ

それなのにまさかこんな事になろうとは思ってもみなかった

とんだ効果に亮は驚くしかなかった

明日香が何処まで奉仕してくれるのかが気になり寝たフリをする事にした。

本当は今すぐにでも明日香を堪能したいのを抑えて・・・

 

「くふっ・・・」

生温かい感触に包まれる

明日香が口腔内に迎え入れた

口を窄め上下に動かしながら片手でも扱く

もう片手は己が陰部を刺激する

亮のを咥え刺激している間に感じてきたのだ

亮の耳に聞こえるのは自分のモノに刺激を与える水音と明日香自身が自慰で

出す粘液の音

明日香の舌技は一品

我慢をするのは至難の技なのに水音に粘液の音

聴覚と触覚を刺激され脳内では、その光景が妄想として写し出される

それでもこんな事をしてくれる事なんてなかなか無いので(自分が求めすぎて)

耐える事にした

 

クチュ・・・ピチャ・・・

手を離しても嬉々とそそり立つソレ

明日香は咽頭に迎え入れ更に刺激を与える

背筋を駆け登る射精感・・・出したくて堪らない・・・

小さな穴に舌先を押しつけられる

 

くっ・・・

 

思わず声を出しそうになるをひたすら堪える

後もう少しで達しそうになるが急に温もりが消えてしまう

その代わりに聞こえて来たのは衣服の擦れる音

そして自分の下腹部に圧し掛かる重さ

その形からにして手の様だ

濡れた感触が自分のモノに触れる

次第に温かい感触に包み込まれる

煽動するモノに包み込まれ感じてしまう

「はぁぁ・・・んん・・・」

声を堪え様とする明日香

下肢に掛かる重さから亮のモノが明日香の中に収められた様だ

 

まさか明日香が・・・

 

亮が強要して跨がらせる事は有っても自分から跨がって来る事なんて無かったのだ

しかも自分で腰を動かしてくる事なんて・・・

何時もは亮が下から突き上げて催促するのだ

 

亮を起こしてはイケいないと言う配慮からなのか今の自分の行為を恥じいている所為

なのか声を押し殺して行為に及ぶ明日香

その動きは緩慢で亮としては辛い

亮とて我慢の限界って言うものが有る

明日香の腰を持ち下から突き上げる

「えっ・・・あっやぁ〜そんなに・・・ああああぁぁぁ・・・・」

予想外の快楽に思考が追いつかない

飲み込まれてしまう

 

亮は状態を起こし明日香と対面するがそのまま自分が打ち込みやすい様に押し倒す

パジャマの上着に包まれた胸がタプンタプンと揺れている

亮は、その胸を鷲掴みにし更に打ち付ける

「あああぁぁぁ・・・・いっイタ・・・」

視点が合っていない瞳から止めど無く涙を流す

閉じる事の出来ない口からは、喘ぎ声と飲み込めないでいる唾液が溢れている

 

一晩やってないだけなのに既に何日もやってないかの様な錯覚に陥る

それほどまでに求めてしまう

流れ出す汗が明日香の頬に当たり弾ける

既に露わになった胸からはミルクの匂いがする

勿体無いとでも言わんばかりに吸いつきミルクを飲み出す

「あああ・・・・そ・・・吸わな・・・で・・・」

感じ過ぎるのだろう身を捩り逃げ様とするが逃がすわけが無い

 

 

どれだけ明日香の中に熱を発散しただろう

亮の腕の中には意識を飛ばして眠っている明日香

その表情は満足そう

 

まさか朝から明日香に自分が襲われるとは・・・

まぁこんな日もあってもいいか


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