乙女の決意!


 

人前で大々的告白したのに未だに返事を貰えてない

告白するのにどれだけ勇気がいったか

 

まさか十代は、女の子に興味が無いとか?

だって明日香先輩の様な美人が傍にいるのに友達としてしか

見てないようだから

もしかして私の事は、後輩としてしか見てないとか?

 

リトマス紙の様に顔の色を変えるレイ

しかも本人も無意識なんだろうがしっかりと百面相をしているのだ

すれ違う生徒がクスクス笑っていたり驚いていたりしているのも

気付いてない

 

女の子にとって告白するに最適な時期到来・・・

既に1年ほど前に十代に告白済みのレイ

ただ悲しい事に返事が貰えてないのだ

 

一先ず恋愛に関する著書を探して十代陥落方法を見付け出さないと

埒があかないわ

 

全は急げと言わんばかりに図書室に向い恋愛小説を読みあさるが十代に

当てはまるモノは無く

それでもレイは、必死に探す

3冊ほど見つかりはしたものの年代モノの本ばかり

どう見てもトメさんクラスの人が読みそうな・・・

それでもレイは、読んでみた

もしかしたら参考になる内容があるかもしれない・・・と淡い気持ちを胸に抱きながら

でも結局役に立つような内容が書かれておらず自分で計画をする事にした。

だがなかなか計画が纏まらない今迄は片想いで外野から騒ぐだけ・・・

唯一行動に移したのが亮の部屋に忍び込んだ時だ

 

レイにとっての最善策が見つからない

そこで自分で思案する事にした。

そして辿り着いた答えが{自分が十代を押し倒し 十代を頂く}と言う事

十代だって男の子だ

性に興味だってあるだろう

一度快楽を味わえばデュエル以外にも目を向け自分を見てくれるかもしれない

安易な考えだとこの時は、思ってない様だがもしそうなった場合女の子なら

手当たり次第・・・という間違った方向にも行きかねないような気がするのだが・・・

レイは、十代を押し倒し自分の本気を知ら示すつもりなのだ

その作戦を必死になって立てる

だがその事を諸先輩に相談なんて出来ない

もし口の軽い先輩に相談でもしたらたちどころに噂のネタにされかねない

 

恋する乙女の脳内で繰り広げられる作戦

これがドラマなら確実に恋人になれるシナリオを考えはするものの

現実では、そう簡単には行かない

答えが見つからないまま時間だけが過ぎて行く

 

アカデミアは孤島にあるが故にチョコなんて簡単に手に入らない

定期船が来た時にいろんな物資が手に入るがこの時期

数撃ちゃ当たる・・・そんな意気込みで女の先輩がちょこのまとめ買いを

する・・・

後輩としは、大迷惑でしかない

今度こそ十代を手中に収める事を再度決意するレイ

 

 

当日なってもどう誘うか決まらないまま夕方になる

十代の手にも数個のチョコが・・・

それが義理チョコだとしても先を越された気分だ

翔と剣山と3人でチョコの数を言いあっている分 子供っぽいと思ってしまう

「十代 話しがあるんだけどイイかな?」

勇気をもって話しかける

何時もなら何の事も無い行動でも決意を胸に抱いて出る行動に之ほど

勇気が要るなんて

「お?どうしたレイ」

翔は、何気無く気付いた様で口パクで『頑張って〜』と言ってくれている

「ほらほら兄貴 レイちゃんが話しあるって言ってるでしょ

聞いてあげなよ」

室外に十代を押し出してくれる

「ちょっ・・・翔〜どうしたんだ?」

「丸藤先輩?」

「今日は帰って来なくてイイからね」

「しょ〜?」

レイは翔に会釈をして十代を連れだす

「丸藤先輩どうしたザウルス?」

「剣山君今日が何の日か忘れてない?」

「バレンタインデー・・・あっ!そう言う事ザウルスか?」

「そう 兄貴は、こういう事に疎いから・・・」

「丸藤先輩は気遣いの人ザウルス」

 

 

 

 

 

「ちぇっ・・・翔のヤツ急にどうしたんだよ」

ワケ解らない状態のまま連れだされた先は、森の中

レイとしては恋愛成就の灯台で十代を手に入れたいが寮に戻る前に

視察に行ったら既に何組かのカップルの姿が・・・

カイザー亮と明日香の様にあやかりたいのだろう

仕方が無く森を選んだのだ

しかもここなら十代を襲ったとしても見られ難い場所だから

 

「レイ 何処まで行くつもりなんだ?」

「特に場所なんて決めてないけど・・・ここでもイイかな・・・」

寮から離れた場所

レイは、傍に有った木に十代を押し付けるとそのまま自分から十代の

唇に自分の唇を押し当てた

「レ・・・レイ!!!」

急に唇を奪われ驚く十代だったが

「十代に私の本気を知って貰いたいの」

レイは、休む間も無くズボン越しに十代の中心を撫でる

本当は、無茶苦茶恥かしい・・・

触れる手が震えてしまう

きっと顔は真っ赤だろう

だって燃えてる様に熱いから

 

「レイ何処を触って・・・クッ・・・」

「ココまでされて気が付かないの?」

解らないワケでは無い

でも信じたく無いのだ

握られた場所に集まる熱

その部分が反応するのを知られたくない

「十代の少しずつだけど大きくなってきたね」

そう言いながらレイは、膝ま付き十代の中心部分の

高さまで目線を逢わせる

恥かしい気持ちと好奇心に心を支配されながら降ろす

ファスナー

「やぁ・・・やめ・・・くっ・・・」

生温かい感触が熱くなって来ている場所に絡みつく

解らないなりに奉仕するレイ

初めての感覚に着いて行けない十代

程無くして吐き出される熱に膝がガクガクになり木を背に

ズルズルと座り込む

「十代 私の心臓がどれほどドキドキしているのか・・・」

十代の手を両手で掴み服の中に招き入れ直に触れさせる

温かくて柔らかい感触

軽く触れればビックと反応する躰

その時のレイの表情が可愛くてもう一度見たくて何度も刺激する

次第にレイの息が上がって来る

 

女の子は、胸を刺激されると弱いのか?

他の場所は?

 

「十代・・・」

誘う様な表情

捲り上げられたシャツ

そこから覗く突起を口に含み吸い上げる

小ぶりな胸に軽く触れれば身を捩り上がる声

「・・・こ・・・ここにも触れて・・・」

足を開脚し自分の中心部分を示す言われるがまま触れれば

湿った感触

布の隙間から指を挿し込めば温かい蜜が絡みつく

蜜を零している場所に触れたら滑った感触

その場所に興味を抱き見てみたいと言う思いに駆られ布を取り除く

指を挿し込みかき混ぜれば先ほどより高い声が上がる

その声を聞く度に自分の中心に更なる熱が集まる

そしてこの蜜に絡まれたい気持ちに支配される

 

「レイ・・・」

十代が何を言いたいのか察したレイは

「いいよ・・・十代が気持ち良くなるなら・・・」

その言葉に十代は、自分の熱を蜜が零れ出す場所にあてがいズズズ・・・と

腰を進める

指とは、明らかに質量の違うモノが自分の中を通る感触は苦痛でしかない

しかも行為自体初めてなのだからなおさら辛いだろう

『痛い』と言いたい

でもそれを言えばきっとこの先には、進めないかもしれない

そんな思いから耐える

 

レイの辛そうな表情

声を押し殺し耐える表情

レイも自分も初めての行為

もしここでレイが拒絶の声を上げたら自分は、行為を止める事が出来るだろうか?

きっと出来ないと思う

それ程までに気持ちがいいのだから

それに自分の首に絡みつくレイの腕に込められた想いを受け止めたいと思ったから

 

 

 

今迄デュエルの事で頭がイッパイだった

恋愛云々は、自分の夢の二の次三の次だった

自分の中で芽生えた想いは、恋なのかどうか解らないけど

自分に想いを寄せてくれているこの存在は受け止め・・・

そして受け入れたいと思う

きっとそれ程 遠い未来では、無いけどレイの想いに応えられると思うから

 

 

十代・・・今貴方の心を占めているモノに今の私では、適う事は無い

でも貴方の事を想っている女の子の存在は気に留めていてね

貴方が進む道 私も一緒に進みたいから・・・

返事は、もう少し待ってあげる

でも長く待たせないでね?

心変わりしちゃうかもしれないよ?

 


 

書きなれない所為か・・・
恒例の意味不明SSになりました〜(って恒例にするなぁ〜)




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