エンドレス

 


背に感じる温もり・・・

温もり・・・温も・・・り?

 

寧ろ背中に感じるのは暑苦しさ!!

空調設備が整っている筈の室内

それなのに暑い!!

 

遊戯は自分を抱きしめている男の腕から逃れ様とするがしっかり抱きしめられており

身動きする事でさえ出来ない

 

この部屋の主にして海馬Co.総帥にして遊戯の同級生・・・海馬瀬人

何時も自分の躰を好き勝手に蹂躙してくるヤツ

 

そう言えば海馬とこんな関係になったのって何時頃なんだろう?

最初は薬を嗅がされ拉致されて強姦された

2度目は、相棒達に危害を加えると脅され強引に躰を拓かせられた

3度目は・・・覚えてない

でも気が着けば海馬と躰を重ねる行為に慣れ

今では違和感無く当たり前の様に躰を繋いでいる

それにオレは、この行為を最初から不快感を感じてない・・・強姦されたのに・・・

海馬から与えられる熱に眩暈を感じたのは事実

この男は、オレ以外見て居ない・・・相棒の心の中にオレは居るのに

相棒を通してオレを見ている蒼い瞳

オレだけを渇望しているその心・・・

ああ・・・そうかオレも海馬を求めていたんだ

だから躰を繋げる事に不快感を感じなかったのだ

 

「遊戯 俺の腕の中で何を考えている?」

何時目覚めたのか海馬の甘い声が耳元で優しく聞こえて来る

「秘密だぜ あっ・・・海馬痕着けるなよ・・・」

肩口に当てられる唇

「聞けんな」

その言葉と同時に吸い上げられる

遊戯を抱きしめていた腕が解かれ片手が胸を弄りもう片手が敏感な茎をヤワヤワと掴み緩やかに

扱きだす。

「・・・ん・・・海馬・・・さっきイッパイしただろ?」

「さっきは、さっきだ 今は、今」

「んぅぅ・・・かい・・・擽ったい・・・」

「気持ちイイの間違いじゃないのか?」

擽ったそうに身を捩る遊戯

「あっ・・・もう・・・ダメ・・・だって・・・」

首筋を舌が這い

胸の飾りを摘ままれ

茎を扱かれ

遊戯の気持ちは、流されかけていた

 

普段の遊戯から聞く事が出来ない甘い声が俺を狂わせる

もっともっと俺にしか見せない聞かせない特別な貴様を求めてしまう

 

手を濡らす蜜を掬い今夜一度自分を迎え入れたその場所に指の腹を擦れば

ズズズズ・・・と飲み込まれて行く

「貴様の上の口が如何に拒もうが下の口は受け入れてくれる

下の口の方が素直と言う事か?」

掻き回れる内

「・・・ん・・・もう・・・かいばぁ・・・また欲しくなるだろ?」

これは相棒の躰なのだ

負担をかけさせるワケには、いかない

でも海馬から与えられる快楽に遊戯が抵抗し続けるなんて到底無理

遊戯の精神面は幼いのだ

「何度でも欲すればいい・・・」

「あん・・・だったらキスして・・・」

背後からのキスなんてやり難いけど遊戯が求める以上自分は、与えるだけ

重ね合わされた唇

啄むだけのキスが次第に深さを増していく 絡められる舌

遊戯の頬を伝う唾液

 

遊戯の内を嬲っていた指は抜かれ唇を合わせた状態のまま緩くヒクツク場所に堅く肥大した

肉棒が挿し込まれる

発したい喘ぎは、相手の口の中に飲み込まれる

 

 

俯せられ腰を高く突き出した状態で行なわれる抜き差し

中を擦られる度 声が上がる

気が狂いそうだった

枕にしがみつき

啼き続ける

相手の腰の動きが止まりそうになれば自分から腰を揺らし求める

その間にも茎は、嬲られ続ける

前と後ろからの攻撃

 

限界が近付き相手の肉棒をギュギュと締め付ける

それに感じたのか更に太さを増し苦しめられる

 

達した時の解放感が何とも言えない

力の抜けた躰・・・

 

数回の抜き差しで相手の熱が注ぎ込まれるのを感じる

 

脱力した海馬の躰が自分の躰に圧し掛かる

肩が首筋に掛かる荒い息

それが擽ったい

それに圧し掛かられて重い筈なのに気持ち良くて

自分に感じて達してくれたのが嬉しい

 

まぁ・・・気持ち良くて嬉しいなんて口に出そうモノならもう一度襲われるかもしれないので

言外無用だな

 

「やはり 貴様は最高だな」 

だらしなく開けられた口に指を指し込まれ

「ココから聞こえて来る啼き声も」

今尚繋がった場所に触れる撫でる手

「俺のモノを咥え込み嬉しそうに離そうとしないこの場所も 貴様の全てが最高だ」

この男にこんな事言われて嬉しくないヤツなんているのだろうか?

「貴様は、どうなんだ?」

同意を求めてくる海馬に遊戯は返答に行き詰まる

下手に応えれば襲われる可能性だってあるし応えないとヤハリ襲われる

どっちを選んでも襲われる事に変りは無いのだが・・・

「貴様は、足りないのか?」

放出後萎えていた茎を掴みユルユルと弄る

そんな事されると感じてしまう

「あ・・・ん・・・かいば・・・」

イッたばかりだと言うのに海馬のモノが少し量を増した様に思える

扱かれる茎に感じてしまう

 

煽動する内肉

零れる声

潤んだ紅い瞳から零れる涙

 

この紅い瞳に自分を写して欲しい

 

心からの渇望・・・

 

繋がったまま海馬は、遊戯の躰を仰向けにする

擦られる内壁に遊戯は声を上げ

締め付けられる感覚に海馬は、うめき声を上げてしまう

「ゆう・・・」

遊戯の両手をシーツに縫い付けるように抑えゆっくりと腰を動かす

「はぁぁ・・・ん・・・かいば・・・ダメ・・・感じすぎて・・・」

「もっと俺を感じ求めろ」

「やぁぁ・・・もっと欲しくなる・・・あああぁぁぁ・・・て・・・手離し・・・」

もっと俺を求め欲しろ!俺が貴様を求め欲するのと同じ様に貴様も・・・

 

海馬は遊戯が求める様に手を離してやると自由になった両手は、ゆっくりと確実に海馬に

伸ばされ首に絡み付く

海馬に抱きつきながら自らの躰を揺らし自分の感じる場所に肉棒を擦り付ける

遊戯の予想外な動きに驚きつつもその細い腰を掴み海馬も動き出す

 

心と躰のギャップ・・・

否 心が幼い分快楽に素直なのかもしれない

 

遊戯が・・・自分が・・・求めるままに行なわれる行為

 

 

きっと転生と言うものが存在するのなら自分達は、互いを求め探し同じ道を歩むのだろう

世界の終わりが来ない限り・・・


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