思い込み
「ふぅ・・・ん・・・」
首筋に当たる温かい吐息と濡れた感触。
普通なら気持ち悪かったり擽ったい感じがするのだろうけどベッドの上でそんな事をされたら
気持ち良かったり嬉しかったりして感じてしまう。
きっとこんな事するのは、オレにだけ・・・
なんて思ってしまったりする。
捲られたタンクトップの裾から入り込む手が腰から脇腹を伝い胸の飾りを掠めるだけで声が上がってしまう。
その手が搾乳をしたり指が飾りを摘まんだりして遊び出す。
その都度身を捩り逃げ様としてしまう。
「貴様こんな所を弄られただけで感じているのか?本当に貴様は、敏感なんだな」
胸の飾りを弄られ感じて潤む紅い瞳。
「ちが・・・」
違うお前だから・・・お前がオレの躰を弄るから感じているんだ。
他の誰かがこんな事してもオレは、感じない。
気持ち悪いだけだ。
「違わない。貴様は、俺だけに感じこんなに敏感に反応しているのだから」
俺以外の誰かに反応するなんて許さない。
そんな相手が居れば、その相手を抹殺してやる。
コイツは、俺の・・・俺だけのモノ。
俺以外に感じる事なんて許さない。
ピチャピチャ・・・
片方の飾りを痛い程吸われたり歯を立てられたりする。
もう片方は、摘ままれ押しつぶされ嬲られる。
空いている片手で遊戯のベルトのバックルを外しファスナーを降ろし堅くなりだしているモノを
下着から出してやると緩急をつけて扱いた。
「あああ・・・やぁ・・・」
胸を嬲っていた舌は、臍の周りを這い回る。
そして臍の中に差し込み弄りだすと遊戯の声が一段と高くなった。
人によって性感帯は、異なると言うがまさか遊戯の性感帯の一つが臍だったとは・・・
今迄何度と無く躰を繋いで来たのに新たに発見した事に何故か嬉しさを感じる。
全く貴様は、俺を飽きさせない。
もっともっと貴様の事が知りたくなる。
貴様の全てをもっと俺に曝け出せ。
遊戯を一糸纏わぬ姿にし天を仰ぐモノに舌を絡めてやる。
背を仰け反らせ身を捩り逃げ様とする腰を捕まえ更に口腔内に迎えいれてやると程無くして広がる
蜜の味。
「何だもうイッタのか?貴様は、堪え性が無いな」
まさか臍を嬲っただけでこんなに早くイッタワケじゃないだろうに。
もしそうなら面白いを思ってしまう。
荒い息を吐く遊戯を俯せにし腰を高く突き出させると小さな蕾に遊戯が放った液体を塗りつける
ゆっくりと蜜を纏った中指を差し込んで行くと
「はぁぅあああ・・・・」
枕にしがみつき啼き声を上げる遊戯。
遊戯が一番感じる所を押し上げると一際高く啼き声を上げ自ら腰を動かした。
全く良く躾られた躰だ。
海馬は、遊戯の耳元で
「遊戯もっと乱れてもいいんだぞ 貴様の可愛い窄みに催淫効果の高いジェルを塗っておいたから
好きなだけ啼け。そして乱れろ」
実際に催淫効果の高いジェルなんて塗ってない。
塗ったのは、遊戯が放った粘液だけ。
それでも遊戯には、効果覿面だったのか先程以上に腰が揺らめく。
はぁはぁ・・・躰が熱い・・・
海馬のヤツ何時の間に変なジェルを塗ったんだ?
ああ・・・そんな事どうでもいい。
躰が熱くて熱くて変になりそうだ。
海馬のが欲しい。
海馬のでこの躰を貫いて欲しい。
腰付近が疼く。
「かい・・・もう・・・欲しい」
潤み涙を零す瞳。
そんな瞳で見つめられて海馬の鼓動が高鳴る。
もっと啼かしたい気持ちになる。
無茶苦茶にしてやりたい。
もっと俺だけを求めさせたい。
「遊戯 何処に何が欲しいのかハッキリ言わないと解らないぞ?」
本当は、解っているでも意地悪したくなる。
既に海馬のモノは、遊戯を欲しているのに。
何時の遊戯なら恥かしがって言わないだろうと思われる言葉を言わせたい。
「海馬・・・海馬のチ○ポをココに・・・ココに入れて」
腰を高く上げた状態で足を開き双丘を緩和して動かし難い両手で広げ今尚海馬の指を咥えている
場所を曝ける。
可愛い窄みに咥えられている指。
その指を抜き差しする。
「ああんん・・・かい・・・指じゃなく・・・はぁぁ・・・」
「解っている そう急くな貴様のココが余りにも可愛いからもう少し見させてもらう」
「やぁ〜」
クチュ・・・クチャ・・・粘液の音をさせながら動く指。
本数も増え差しこまれているのは、3本。
「ああ・・・もうダメ・・・イッ・・・イク!!」
その言葉を同時にシーツに放たれる白濁とした液体。
力無く崩れる小さな躰。
「指だけでイッタのか 全く貴様の躰は、堪えるって言う言葉を知らんのか?」
そう言いながら自分のズボンのファスナーを下げ怒張を取りだす。
緩和し崩れている遊戯の腰を掴むと自分の腰の上に座らせようとする。
ヒクヒクと伸縮を繰り返す場所に怒張の先を差し込むと遊戯の躰がビックっと反応し背をのけ反らせる。
ゆっくりと内肉の疼きを堪能したい所だが、先程から視覚を刺激する遊戯の痴態と窄みのヒクつきに
我慢が出来ない。
一気に最奥めがけて刺し貫く。
「ひぃぁぁぁぁ・・・・」
内肉を一気に擦り上げられた快感で先程吐精したのにも関わらず3度目の吐精をする遊戯。
海馬の怒張も内肉に締め付けられ吐精を促される。
まさか差し込んだだけで絞り取られるとは、海馬にとってこれほど不本意な事は、無いだろう。
「貴様・・・何処まで貪欲でヤラシイ躰をしているのだ!」
動かずしてイカサレタ事が悔しかったのだろう思わず遊戯の苦言してしまう。
だが今の遊戯にとってそんな苦言なんてどうでもいい事、中に在る海馬をもっと感じたくて仕方が無い。
もっと自分の中で海馬の飛沫を感じさせて欲しい。
背後に感じる海馬の体温。
自分の腰を掴む海馬の腕のシャツの袖を掴むと『もっともっと』と言葉無くせがんでしまう。
一糸纏わぬ遊戯に対し海馬は、衣服を見に纏ったままなのだ。
遊戯の可愛い男根が天を仰ぎ蜜を零れさせている。
それを遊戯の背中越しに見ながら。
本当に催淫効果の高いジェルを使われたのだと思い込んでいるのだろうか?
もしそうなら何と思い込みの激しいヤツなんだ?
それとも馬鹿正直なだけなのか・・・
まぁどっちにしろもう少しの間は、楽しめると言う事か。
「遊戯 貴様に塗ったジェルの効果は、俺が満足するまで快楽と言う名の拷問が続くぞ
覚悟しておくんだな」
悪魔の様な囁き。
遊戯は、この囁きでさえ本気にしてしまうのだろうか?
それともこの囁きは、遊戯の耳に届いてないのか?
夜は、始まったばかり。
終焉は、当事者と月のみが知る。