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「ふぅ・・・んん・・・はぁ」
迂闊だったまさかこの俺が襲われる立場になろうとは・・・
「亮 コーヒーを煎れたんだけどミルクと砂糖入れた方がいい?」
そう明日香に言われ「ああ」と返事をした。
何時もと何等変らない日常的会話。
それに明日香にコーヒーを煎れて貰うのなんて何時もの事なので何の疑いも無く出された
コーヒーに口をつけた。
目の前に居る明日香だってコーヒーをすすっているしまさか俺のコーヒーだけ薬入りだなんて
疑う筈も無い。
次第に躰の方に違和感が生じる。
躰を襲う動機に眩暈が起きそうになる。
自分の息が荒く下肢に熱が集まり篭る。
それなのに躰から力が抜けて行く。
床の上に崩れてしまう。
そんな俺を明日香は、楽しそうに見つめる。
普通自分の夫が倒れたら心配するだろう?
だが楽しそうな明日香を見て気がついた。
これは、明日香が仕組んだ事だと。
だから彼女は、楽しそうな表情を浮かべているのだと。
だから俺が倒れても心配しないのだと。
「あすか・・・」
「ゴメンね。こんな手を使いたくなかったんだけど亮にもっと楽しんで貰いたくて」
俺が楽しむ?
動かない躰で何を楽しむのか疑問を抱く。
そんな亮を後目に明日香は、寝室に向う。
暫くして戻って来た明日香の手には、ネクタイが2本。
「抵抗されたくないから筋肉弛緩剤を使ったのだけど・・・腕は、縛らせて貰うね」
まさか筋肉弛緩剤を飲まされ様とは・・・
しかし筋肉弛緩剤によって抵抗しようにも躰自体動かないのにどう抵抗すると言うのだ?
でも念には念を・・・と言う事だろう。
簡単に後ろ手に縛られしまう。
もう1本のネクタイで視界を覆われ何も見えない。
「視覚を封じると触覚が敏感になるの知ってるでしょ?」
服越しに胸元を弄られる。
視覚を封じると触覚が敏感に働くのは、知っている。
知っているが・・・動機を覚える程興奮は、しないはず。
「あすか、筋肉弛緩剤の他に何か入れなかったか?」
自分の吐く息が熱い。
「ああ・・・亮を楽しませる為に催淫剤も入れさせてもらったの」
満面の笑みで言われる。
その小悪魔的笑みによって力の入らない躯が更に脱力した様に感じた。
ネクタイで遮られた視界。
明日香が何時自分に悪戯を仕掛けてくるのか解らない。
催淫剤で躰に篭る熱。
自分の吐息が少しずつ荒く熱くなって行くのが解る。
どれだけの間床の上で居たのか解らない。
数秒なのか数分なのか・・・
「亮 凄い汗ね」
そう言って顔に触れてくる手。
その手に感じてしまい思わず声を上げてしまう。
「可愛いvvv」
嬉しそうな明日香の声。
普通に聞く分にならいいが今の現状では、不愉快でしかない。
「ああ・・・亮の胸って本当に逞しいのね
何時もベッドの上でこの胸に触れているのに・・・ブッ飛んでいる最中だから
この胸の逞しさを感じる事がない」
服越しに亮の胸に顔を寄せる明日香。
ウットリとしている様な声を出す。
「ちゃんと触れたい・・・」
艶ある声で言われてドキドキしてしまう。
「心臓の音早いのね 感じてるの?」
ズボンからシャツの裾を引っ張り出す。
その後にジョキジョキ・・・と言う音。
最初何の音か解らなかっただが時折肌に触れる冷たさ。
外気に触れる感触。
それで解った。
明日香がシャツを鋏で切り裂いている事が
「あす・・・なにを・・・」
「貴方の躰に直接触れる為よ」
私に脱力した貴方を脱がせるなんて出来ないもの。
シャツを首元まで一直線に切ると切り口を左右に開き直接亮に触れてきた。
「あたたかい・・・」
明日香は、軽く亮の唇に自分のを重ねると直に離れ亮の顔の至る所にキスを繰り返す。
その唇は、首筋を通り舌先を滑らせ塗れた道筋を作る。
時には、強く吸う事も忘れずに。
「うっ・・・くっ・・・」
催淫剤で敏感になっている亮は、少しの感触でも感じてしまいう。
声を上げないようにしているが自分の口を塞ぐ事が出来ない。
「亮 貴方の感じてる声をもっと聞かせて」
貴方は、私が感じている声を押し殺そうとすると、それを禁じ私を啼かせているでしょ?
明日香の愛撫によって亮の胸の飾りが堅くなる。
それを明日香は、愛おしそうに見つめ口に含み亮が何時も自分にしてくる様に舌先で
舐め上げ唇で啄む。
その都度身を捩り逃げ様とする亮。
まさか自分が胸を弄られているだけで女でも無いのにこんなに感じてしまうとは・・・
「亮 もっともっと感じて 貴方の感じている声をもっと私に聞かせて」
求める明日香の声に応じてしまいそうになる。
「!!」
思わず息を飲んでしまう。
胸を弄っていた手が急に熱の集まる場所に触れてきたから。
「亮のココ堅い・・・苦しそうね 今楽にしてあげる」
胸元に感じていた温もりが離れる。
カチャカチャ・・・
「大きくなってるからファスナーを降ろすのが大変・・・」
そう言うわりには、楽しそうな声。
ジーと難無く降ろされるファスナー。
締め付けられていた所を少し楽になる。
だがこれ以上は、危ない。
「下着が濡れいるのね」
ずらされそうになる下着。
「あすか・・・」
爆発するかもしれない。
だが篭った熱を発散したい。
しかしこんな状態で男としては、イキタクナイ。
それなのにずらされた瞬間余りの解放感に
「きゃっvvvv」
爆発してしまった。
「いっぱい出たのね」
自分の顔に付着した粘液を明日香は、手に取り舐める。
「亮のが顔にいっぱい着いちゃった」
明日香の顔に俺のモノが・・・
その光景を想像してしまう。
余りにも淫奔な光景。
それによって集まる熱。
「1回じゃ物足りないでしょ?もっと気持ち良くしてあげる」
棒に当たる生温かい湿った感触。
気持ちがいい。
見えなくても何をされているのか解る。
明日香が可愛い口を使い自分のモノに奉仕しているのだ。
「ん・・・ふぅん・・・はぁ・・・」
ピチャピチャと言う音に紛れてチュクチュクと先を吸う音。
茎の部分は、扱かれ余りの気持ち良さに腰が疼きだす。
「あっ・・・くっ・・・あすか・・・」
苦しそうな声。
「我慢しないで貴方の飲んであげる」
貴方が気持ちイイのなら私は、嬉しいのだから。
程無くしてピクピクと小さく亮のモノが震え吐精する。
明日香は、それを口腔内で受け止め飲み干す。
それでも萎える事の無い亮のモノ。
動かずに2度もイカサレルなんてこんな屈辱的な事は、無いだろう。
しかも薬の所為で性的衝動が治まらない。
イッタばかりなのにイキタイと思ってしまう。
「亮・・・吸って・・・」
近くから聞こえる明日香の声。
口に当てられる小さな少し堅いモノ。
その感触を自分は、知っている。
だから亮は、少し口を開きその小さな少し堅いモノを咥える。
「はぁ・・・んん・・・ああぁぁ・・・」
口に咥えているモノを強く吸ったり軽く噛んでみたり舌先で遊んでみたり目に見えないが明日香の吐息と
声で彼女が感じている事を知る。
明日香の性感帯の一つである乳首。
そこから零れ出るミルクは、亮にとって格別なモノ。
どれだけ高級なミルクを用意されようが明日香のミルクと比べ様が無い。
口に広がる甘い味。
このミルクを自分で搾乳したいと思う。
でも手は、縛られてて動かす事が出来ない。
もう片方のミルクもきっとあふれ出ているのだろう。
鼻孔に甘い匂いが漂って来るから。
「はぁはぁ・・・亮 貴方の精子で私の膣内をいっぱいにして」
明日香は、片手で亮の頭を抱き抱えながら躰を少し浮かせ空いている片手で亮のモノを
掴み入れて欲しい場所にあてがう。
ズチュグチュ・・・温かいモノに包まれる。
煽動し時には、締め付けられる。
まだ最奥に到達していないのにイキそうになる。
それからどれぐらい時間が経っただろう。
精液と汗まみれの今だ繋がったままで躰を互いに重ね床に寝そべる。
目と腕にされていた拘束は、行為の最中に解かれた。
自分の腰に跨がって身を捩る明日香の腰を掴み突き上げたり。
揺れ動く胸を搾乳した。
自分上で踊り唄う光景を躰が満足するまで見ていたのだ。
しかし薬の力で性的衝動を起させられた亮の気持ちは、満足していない。
疲れ果て、自分の上で眠る明日香。
彼女の目が覚めたらそれ相応の仕返しをしてやるつもりだ。
それを実行するまでの間、自分も体力を回復させておかないと。
不本意だがベッドに行くだけの体力が無いので床の上でしばしの睡眠をとる事にした。