北風と太陽-3-

遊戯(北風)・城之内(太陽)・海馬(旅人)だったら・・・(友情出演・白ウサギ〈遊戯〉)


「なぁ 遊戯ゲームをしねぇか?」

「ゲーム?」

山頂で寛いでいる北風の元に太陽がやってきて話しかける。

元々ゲーム好きの北風、当然その誘いに乗る。

「・・・でどんなゲームなんだ?」

「後少しでこの麓を旅人が通るんだけどソイツのマントを脱がせるってヤツよ。

先にソイツのマントを脱がせた方が勝ち。負けた方は、罰として勝った方の言う事を1個だけ何でも

聞くってのは、どうだ?」

風を操る北風にしてみれば、相手のマントを飛ばしてしまえば勝てると思いそのゲームを受ける事にした。

麓まで下り草影に隠れて旅人が通るのを待つ。

暫くして訪れた旅人。

深々とマントを羽織った長身の男の様だ。

「・・・じゃオレから行かせてもらうぜ!」

意気込んで颯爽と風を呼び起こす北風は、真っ向勝負ダイレクトに旅人へと風を放つが旅人は、マントを

はためかせるだけ。

マントが飛んで行く気配が全く無い。

「そんじゃ 次は、俺の番だな・・・ってオイ?遊戯何処に行く気なんだ?」

出番を楽しみにしていた太陽だったが北風が草影から出て旅人の元へと向う。

 

「オイお前!何故マントを脱がない?普通強風に煽られたらマントなんて簡単に飛ぶもんだぜ」

「フン この俺に意見しようと言うのか片腹痛いわ!!」

「片腹痛い・・・ってお前何処か具合でも悪いのか?」

「額面通り受け取るな!!モノの例えだ!!・・・ん?」

旅人は、自分に先ほどから話しかけてくる相手をマジマジと見ながら

「ほ~う 貴様中々な上玉だな。気に入った貴様をこの俺のモノにしてやろう」

「はぁ~?何言って・・・ってうわ~!!!!」

北風の叫び声に慌てて飛び出す太陽が見たものは、北風と旅人が繋がって居る所・・・

しかも旅人は、マントを着たままで服を脱がされているのは、北風の方・・・

「お前等!!何処でヤッてるんだぁ~!!!!」

「あの2人に場所なんて関係無いよ。」

「〈遊戯〉~!!」

「あ~よしよし。城之内君も大変だね・・・」

白ウサギになだめられる太陽。

(海馬君もう一人の僕をヤルのなら今度から別の場所でヤッてね。もう一人の僕 家に帰ったら湿布貼って

あげるね)

 



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