夢が現実だったら・・・


ベッド際の腰を下ろし足を左右に大きく開く。

その間には、愛しい人の姿。

荒い息を吐き中心部分に蹲る。

しかも自分のモノに奉仕しながら己のを弄る姿が何て淫靡な光景だろう。

ルドガーは、自分の上司にして尊敬している不動博士の頭部を撫でる。

この小さな頭脳には、何万の人が脳をフル回転させても出す事の出来ない英知が眠っている。

この人が論文を書けば幾多の科学者がこぞって貪る様に読む。

一部の人間からは、神の様に崇められている存在。

高貴な存在とされている博士が自分にしか見せない姿にルドガーは、汗を浮かべ酔いしれていた。

「ンフ・・・ルド・・・大きい・・・」

熱の篭った吐息、朱に染まった頬、熱で潤んだ瞳。

さらに白衣から覗く白い足。

「博士貴方は、やらしい方だ。この愛らしい口で人々を惹き付ける言葉を発しながらその影で男のモノを舐め

咥える。この口で何人の男をイカセタのです?」

意地悪な問いだ。愚問だと自分でも解っている筈。

博士が小さな口で咥える男のモノは、自分のモノだけなのに。

最初の頃は、拙い口淫でイク事なんて出来なかった。

ココまで淫らになったのは、調教の御陰。

解っているのにそれでも言いたくなる。

「そんな事を言うなら・・・」

「・・・つっ・・・」

ささやかな仕返しとでも言わんばかりに先の方を噛まれる。

「・・・そう言う・・・君だってコレをどれだけの・・・穴に突っ込んだんだい?」

当然自分が初めての相手じゃない事ぐらい解っている。

「さぁ?セックスフレンドも合わせればどれだけの人かなんて解りません。」

「んん・・・余り不特定多数と・・・淫に行為を重ねていると性病になるよ・・・」

そう言いながらルドガーのモノにキスをする。

 

「んふぅ・・・」

暫くして身を震わせると博士は、白濁とした粘液を床に撒き散らす。

「御自身だけイクとは、堪え症の無い方だ。」

咽喉で笑いながら熱い吐息を吐いて床にだらしなく座る不動博士を見つめた。

何時も凛とした不動博士・・・。

今の不動博士からそんな凛とした感じが漂って来ない。

「博士 私をイカセテくれないのですか?」

顔を真っ赤に染め俯く博士の顎を捕まえ上向かせるが恥ずかしいのか視線は、逸らされたままだった。

「私のコレは、博士の口淫と手淫の所為でこんなに熱く反りかえっていると言うのにそのままにされるのですか?」

「・・・そんな事しない・・・」

ルドガーが1回イクのに自分は、何回イかされるのか・・・。

目の前にそそり立つモノによってもたらされる快感。

「君は、上の口でイキタイのかそれとも下の口でイキタイのか?・・・」

「両方です。私の精液は、上からも下からも貴方に注ぐのに充分在りますよ。それに私は、貴方の全てを犯し

たいのです。」

細胞まで犯したい。

博士と一つになりたい。

混ざり合って離れぬように。

「・・・解った・・・じゃ・・・」

そう言うと博士は、ルドガーのモノに再度顔近付け奉仕しだす。

鈴口に舌先を挿し込んでみたり茎から括れまで舐め上げたり吸い上げたり・・・時には、扱いたりとルドガーが早く

達する様に工夫を凝らしながら奉仕したがなかなかイってくれない。

奉仕するにも次第に顎が疲れだし咥えている事に限界を感じた時、やっとイってくれた。

しかし余りの量に・・・

「小さな口ですね。こんなに零すなんて。」

口角から流れ落ちる濃厚な精液。

何日溜めていたのか?と訪ねたいが前日も行為におよんでいたので溜まっている筈が無い。

元々濃厚なのだろう。

「貴方の愛くるしい顔にも掛けたいですね。ああ・・・寧ろ我が精液に全身を汚された貴方を見てみたい。」

恍惚とした表情で語るルドガーに対し

「そんな事したら精液臭くなる。仕事に差し支えるから断るよ。」

居たって真面目に答える博士。

「そうなれば臭いが取れるまで我が傍に居ればいい。」

「傍に居たら更に精液まみれにされそうだよ。」

臭いが取れなくなってしまう。

博士は、口角から流れ落ちる精液を白衣の袖を拭いながらルドガーを睨むが潤んだ瞳では、効果が無い。

寧ろ誘っているかの様に見える。

「言った筈ですよ。貴方の全てを犯したい・・・と。」

確かにそう言った。そして博士の全てを犯したいのか1度イッた筈なのにルドガーの男根は、衰えず未だに肥大し

立っていた。

「博士 今度は、貴方の下の口に溢れんばかりに注いで差し上げます。」

床に座っている博士の両脇に手を差し込み難無く抱き上げると自分の膝の上に座らせる。

ルドガーのそそり立つ男根に博士の男根が擦れる。

それだけでも感じるのか博士の口から甘い吐息が零れる。

「擦れただけだと言うのに感じているんですか?貴方は、本当に可愛らしい方だ。でもココを擦るだけじゃ物足り

ないでしょ?何処をどうして欲しいか言葉で・・・否 言葉と態度で示してください。」

グッ・・・と顔を朱に染め唇を噛みしめる博士。

表情で『恥ずかしくて言えるワケが無い。恥ずかしくて行動に出せるワケが無い。』と言っている。

だが言って行動に出さないと何時まで経ってもこのままなのだ。

ルドガーは、博士を抱き寄せ蕾の入り口に指を宛てながら

「ココに欲しくないのですか?」

耳元で囁けば

「意地悪だな君は。君だって入れたいんだろう?ココをこんなに固くしているクセに。」

博士は、軽くルドガーの耳朶を甘噛みしながら太く肥大した男根を撫でる。

散々触られていたと言うのにまだまだ触れて欲しいと思ってしまう。

「全く貴方は、ヤラシイ方だ。そんなヤラシイ貴方は、馴らさずこのまま刺し貫いてさしあげましょう。」

そう言うと博士の細い腰を掴み上げそそり立つモノの上に戸惑う事無く座らせた。

馴らしていない所為で挿し込む時痛みが走ったがその後は、内肉に締め上げられ感じずには居られなかった。

ただ無理矢理挿入された博士には、激痛が走った筈。

背を仰け反らせ震えている。

震えが収まった後耳を疑う様な言葉を口にした博士。

「気持ちいい・・・頭の中が真っ白になりそう。」

痛みより快楽が凌駕したのだろう。

「痛みより快楽の方が勝るとは・・・否 貴方の場合痛みを快楽に擦り変えたと言ってもいいでしょうか?

しかし男に尻穴を犯され歓喜に震えるは、変態ですね。」

細い腰を掴み上下に揺すれば

「尻穴を犯されるが変態ならその男の尻穴に突っ込む方も変態だよ。」

蕩けた表情で返す。

「それに私は、君なら尻穴を犯されても構わないと思っているんだよ。」

そう言いながら汗ばんだ額に軽く口付ける。

「ああ・・・私も貴方の尻穴にしか突っ込みたく無いですね。貴方のは、最高ですから。」

最高に具合が良い。女相手でもこんなに最高なのは、居ない。

まるで男の為に作られた様な場所。最高?否 至高とでも言って良いぐらいかもしれない。

気持ちが良い。

博士の腰を掴み上下に揺さぶりながら自らも突き上げる。

「はぁぁ・・・いい・・・いいよ・・・君の太いモノが・・・擦れている・・・あ・・・あつい・・・おかしくなりそう・・・」

「はぁはぁ・・・いいですよ。私の前だけおかしくなって下さい。ああ・・・それにしても博士の中は、気持ちが良い。」

夢中になって互いを求めあう。

座って行っていた行為も何時しか床の上で縺れ合う。

肉と肉のぶつかり合う音と水音。熱い吐息と意味を成さない言葉。

 

 

+++

 

「兄さんよっぽど良い夢を見ているんですね。」

画面に写しだされる波形を見ながら楽しそうに言うレクスだったが博士は、少々呆れ顔で波形を見ている。

「本当に・・・実験中だと言う事を忘れているようだね。」

白衣を見に纏っている不動博士とレクス。

ベッドの上には、検査機器を付けて横たわるルドガー。

「どんな夢を見ているのでしょうか?」

「想像がつくよ。」

「えっ?博士には、解るんですか?」

「正確には、解らないけど何となくなら解る。」

「教えてください。」

「それは、秘密だよ。」

笑みを浮かべ人差し指をレクスの唇に当てる不動博士にレクスは、どうして兄が博士に執着するのか解る様な

気がした。

「それよりレクス。実験データを見せてくれないか?」

「はい。直に・・・」

一礼した後レクスは、コンピューターの前に立ち操作をする。

(しかし・・・)

不動博士は、ベッドの上で横たわるルドガーを見ながら。

(貞操帯を着けさせておいて正解だったかな?)

多分貞操帯を着けていなければ彼の下半身は、自己主張しているだろう。

(現実世界に戻すのは、もう少し後でもいいかな?)

 

もう暫くは、夢の世界に・・・


レクスは、事前に実験しています。
博士は、していません・・・。

夢から覚めたルドガーは、当然肩を落としていろんな事をすれば・・・と悔やんでいたと思う・・・

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