Balance(Back Version)


「博士・・・貴方は、嘘吐きだ。乳製品が嫌いだと言う割には、よく飲んでおられる。」

「嘘じゃない・・・あっ・・・」

ルドガーの足元に座り中心部分に蹲りながら肥大したモノを咥えている。

隠微な姿にルドガーの顔が歪んでしまう。

(『遊星粒子』の発見者にしてモーメント開発の偉大なる父。不動博士のこんな姿を見れるのは、

この俺だけ・・・彼に好意を抱く者達に見せてやりたい・・・否 この姿を見れるのは、彼に選ばれた俺だけ

の特権。見せるワケには、いかないな。)

不動博士の黒い髪を梳きながら眼下に見える光景に酔いしれる。

「嘘だと言うのなら何故私が放つミルクを飲まれる?」

「ふぅ・・・ん・・・これは、ミルクじゃない。」

「だったら何だと言うのです?」

言わせたい己が口に含みしモノを・・・。

我が放つモノを受けいれるその愛らしい口から言わせて聞きたい。

 

ルドガーの胸中に渦巻く淫らな想い。

そんなルドガーに不動博士は、

(全く・・・何て単純な男なんだ。)

上目使いで盗み見してみると汗を浮かべニヤニヤとした表情。

(碌でも無い事を考えているな。おお方想像着くが・・・しかし・・・)

不動博士の中心部分にルドガーの足。

スラックスの下で膨らんでいるその場所を足の親指で悪戯をしてくる。

勿論の事だが靴は、抜いでいる。

「はぁ・・・ふぅ・・・んん・・・」

口に収まりきらない肥大したモノ。

入りきらない部分は、手で扱く。

「博士出しますよ・・・零す事無く全て飲み干して下さい。」

そう言うと不動博士の後頭部を掴むとそのまま抑え込む。

咽に当たる肥大したモノの先端。

苦しい・・・

それなのにルドガーは、不動博士の後頭部を掴んだまま上下に揺さぶる。

ドクドク・・・

熱いモノが咽に当たり苦しくなって噎せ返る。

だがルドガーが放ったモノは、苦しいながらも全て飲み干す。

「ククク・・・やはり貴方は、嘘吐きな方だ。私が放ったモノを美味しそうに飲み干しておられる。」

「・・・精液なんて旨く無い。出来る事なら飲みたくないね。」

きっとルドガー以外の精液なんて飲めた物じゃないだろう。

想像するだけで身の毛がよだつ思いがする。

「それより・・・」

ベビーベッドの方が気になる。

「御安心下さい。遊星は、お腹が一杯になっているのでスヤスヤ寝ていますよ。行為が終わるまで寝ている

でしょう。」

そう言うとルドガーは、不動博士を抱き抱え仮眠室へ・・・

 

 

+++

 

「はぁ・・・ぁ・・・んん・・・」

「善い声で啼かれる。もっとその声を聞かせて下さい。」

そう言うとルドガーは、不動博士の勃起しているモノを愛撫する。

ココに口付ける権利が有るのは、自分だけ・・・そう思いながら愛おしい気持ちで奉仕する。

頭の片隅で不動夫人の姿がチラツクがそれを無視して。

「あぅ・・・もう・・・もう・・・ダメ・・・」

「イっても良いですよ。」

そう言うと強く吸い出し激しく扱いた。

「あっダメ・・・そんなに・・・あぁぁぁ・・・イク・・・」

躰を痙攣させながら吐き出される激情をルドガーは、余す事無く飲み干す。

「やはり貴方のは、甘くて美味しい。まるで甘味のようですね。」

口元を拭いながら荒い息を吐きながら弛緩している不動博士を眺める。

(善い光景だ。この人は、英知の神だけでは無く美の神にも愛でられていると言うのか?)

『天は二物を与えず』と言うが神は、この人にどれだけのモノを与えているのだ?

自分に無い全ての物を持ち合わせている不動博士に嫉妬してしまいそうになる。

否寧ろそれを与えた神を嫉妬してしまう。

だったらその醜い嫉妬心を目の前に居る愛しき者にぶつけようでは、ないか。それを彼に受けとめてもらおう。

そう思うとルドガーは、不動博士の首にダラシナク巻かれているネクタイを外し不動博士を俯せに寝かせ両手首

を縛り余っている部分をベッドヘッドのパイプに縛る。

「な・・・何をするんだ?」

手際良く縛られた不動博士。

身動ごうにも俯せの状態から動けない。

ルドガーは、ベッドから降りると一旦仮眠室から出て行く。

あられもない姿のまま一人きりにされた不動博士は、不安に駆られる。

もしこんな姿を他人に見られたら?

そう思うと居ても立っても居られない心境に陥る。

ただ大切な事を言えばこの部屋には、不動博士自身が許可した者以外入室する事が出来ないのだが自身

が置かれている現状に真面判断が下せないでいるのだ。

暫くして戻って来たルドガーの手には、コルクで栓をされた数本の試験管。

ちゃんと試験管立てに立て掛けられている。

不安そうにルドガーを見上げる不動博士。

「いかがされました?」

不動博士が抱いている不安に気付かないルドガー。

まさか不動博士が一人きりにされた事を不安がっているなんて想像だにしないのだろう。

「何処に行っていたのだい?」

不安そうな顔と震える声。

だが何時もの威厳さを損なわない様にしている事が伺える発言。

「給湯室に行っていただけですよ。」

研究室に備え付けられている給湯室に居たと言うルドガー。

「君が手にしているのは、何だい?」

「これですか?これは、ヨーグルトですよ。貴方に召し上がっていただこうと思って用意して来たのです。」

このヨーグルトを取りに仮眠室を出て行ったと言うルドガーに対し沸沸と湧き起こる怒り。

ヨーグルトと自分・・・どっちが大切なのか問いただしたい気分だし直近くにルドガーが居たのに不安になった

己に対する怒り。

(そもそもオレが不安になったのは、この男がオレをこんな姿のまま放置したのがイケナインダ!!)

そう全ては、ルドガーの所為。

そう思う事で納得しようとした。

第一嫌いな乳製品を用意して来るなど不届き千万だ!!

「私が乳製品が嫌いだと知っていて用意して来たのか?」

試験管を忌々しく見てしまう。

そんな不動博士に対しルドガーは、笑みを浮かべ。

「御安心下さい。これを召し上がっていただくのは、上の口からでは有りません。」

「なっ・・・」

ルドガーは、不動博士の腰を高く抱き上げると蕾を外気に晒し手にした1本の試験管の口を蕾に捻り込んだ。

「やっ・・・」

解されていない場所に差し込まれた試験管。

その中身が不動博士の中に流れ出す。

流れ込む液体の冷たい感覚に身震いをしてしまう。

「博士そんなに食い締めないで下さい。試験管が割れてしまう。それとも食い締める程に御気に召しましたか?」

「気に入るわけ・・・無い・・・気持ち・・・わる・・・い・・・」

試験管の中身が空になると次ぎの試験管を蕾に差し込む。

「御嫌いだと言われる割には、良く召し上がっておられる。2本目ももう空になりそうですよ。」

「・・・抜いて・・・く・・・」

冷たさなんて入れられた時に感じるだけ直に体温と同じ温度になるのだが流れ込む感覚が気持ち悪い。

両手が使えたら抵抗でもするのだがその両手は、拘束されて動かす事が出来ない。

 

+++

 

ルドガーが用意したヨーグルトを全て流し込まれ不動博士の蕾から飲みきれなかった分だろうか少しだけ垂れて

来たのをルドガーは、舐めていた。

「博士の味が付いているから美味しいですよ。」

「・・・いや・・・」

(何て所にヨーグルトを・・・)

冷たかったヨーグルトは、博士の体内で温められその冷たさを感じさせない。

ピチャピチャ・・・と言う音がやけに大きく聞こえて来る。

『恥ずかしい』羞恥に震える博士だったがルドガーにしてみればそれは、羞恥の震えでは無く快楽の震えでしか

無かった。

「さぁ 今度は、貴方の中に私のミルクを注ぎ込んで差し上げましょう。ヨーグルトとミルクがあいまって博士の

腸を整えてくれるでしょう。」

確かにヨーグルトには、整腸作用が有るがルドガーのミルクに整腸作用が有るなんて知らない。

寧ろ彼の濃厚なミルクは、整腸作用より妊娠する方に作用しそうだ。

 

 

掻き回され乱される行為。

ネクタイが手首に擦れて擦り切れる。

痛いのに刺し貫かれる行為が痛みを忘れさせる。

否 感じさせないのだろう。

結合部分から見える白い液体。

それは、ヨーグルトなのか白濁とした液体なのか。

何にせよ自分が作ったモノが博士の中で溢れている事に代わりは無い。

多分この行為の後「変態」と罵られるかもしれない。

だが博士に罵られるならそれは、それでいいと思っている。

博士は、自分が認めた相手だから。

そして自分は、博士に認められた相手なのだ。

自分の心は、博士によってバランスを保っている。

もし博士を失う様な事になれば心は、バランスを崩し闇へと染まるだろう。

人と言うのは、光と闇を心に合わせ持つ危うい存在なのだから。

 

 

 

+++

 

「博士御気に召されませんでしたか?」

まるで子供の様にムス〜と膨れている博士。

「遊星は、気にってくれているのですが・・・」

「あのね。食べさせる口の位置が違うんだけど?・・・まさかとは、思うけど遊星にも下の口から与えた・・・なんて

事ないよね?」

「そんな事しませにょ。遊星は、ちゃんと食べてくれますが博士は、好き嫌いを言って食べてくれません。」

「そんな理由で私は、下の口からなのかね?」

「博士と遊星の腸内環境を万全にするのも我の仕事だと思っています。」

「腸内環境って・・・」

「バランスを保たないと心身共々病んでしまいます。」

「そんな柔じゃないと思うけど・・・」

「崩してからでは、遅いのです。」

そう全ては、我と貴方の為なのです。

 

この関係が永遠に続く事を我は、神に祈ろう。


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