キングとオッパイ
「・・・っ・・・」
胸が一瞬チクッとした。
遊星は、洗面台の鏡に向かって服と下着を持ち上げる。
赤くなっている胸の飾り。
そして乳房には、くっきりと大きな手型。
「アイツ・・・今度言ってやらないと」
どう言うワケかジャックは、必要以上に遊星の胸を攻める。
『痛い』と言っているのに力強く搾乳をしたり飾りを強く捏ねくり回し摘まみ歯を立てる。
しかも母乳なんて出ないのに強く吸って来るのだ。
行為の度にそんな事をしてくる。
「!!」
背後から容赦無く胸を搾乳してくる手。
「やめ・・・こんな朝から・・・お前何を考えているんだ?」
「こんな朝早くから鏡の前でオッパイを晒しているお前に言われたくない。鏡に胸を晒すなら俺の前で晒せ。
そうすれば可愛がってやる。」
「朝から盛るな・・・」
腰の辺りに感じる太いモノ。
スカートを捲られレギンスと下着を下ろしてくる。
「俺は、朝でもお前と繋がるのなら何時でも構わん。」
クチュ・・・クチュ・・・
小さな丘の間を割って差し込まれる指が中を掻き回して来る。
「やめ・・・そんな・・・」
「グチュグチュにして『やめ』とは、言えたものだな。ココに俺が欲しいのだろう?」
入り口付近に感じる熱。
その熱に身震いをしてしまう。
まだ触れているだけだと言うのにその熱がもたらすモノに遊星の腰は、砕けそうになる。
「そんなにコレが欲しいのか?だったらくれてやる存分に味わうがいい。」
そう言うとジャックは、自分の男根を遊星の中に押し込んだ。
しかも一気に最奥までめがけて。
「ひぁぁぁ・・・やぁ・・・はぅ・・・」
ギュ〜っと締め付けられる。
「ククク・・・気持ち良いぞ遊星。」
そう言うとジャックは、遊星の腰を掴みながら容赦無く突き上げる。
その度に遊星の躰が前後に揺さぶられる。
「チッ・・・これでは、お前の良い顔が見れんしお前のオッパイを嫐る事も出来ん。つまらん体位だ。」
そう言いながらもジャックは、行為を終わらせる気なんて更々無い。
「早くココでのSEXを終わらせて別の場所に移るぞ。」
「あぅ・・・あぁぁ・・・なか・・・中に出さないでぇ・・・」
激しく強い突き上げで意識が飛んでしまいそうになる。
「聞けんなぁ。俺は、お前の中に出したい。」
「・・・はぁはぁ・・・だめ・・・」
荒い息を吐きながら遊星は、抵抗するが中で何かが弾け熱いモノを感じる。
そして鏡に映ったジャックが満足気な顔付きで身震いをしているのが見えた。
射精をしたのだ。
「別の場所で続きをするぞ。」
1回で終わらない。今迄1回で終わった事が無い。
腰砕けで動けない遊星をジャックは、抱え上げ寝室へと向かう。
ベッドの上に横たえられた遊星の上に覆い被さる様にジャックが伸し掛かる。
潤んだ瞳で見つめられてジャックの口角が楽しそうに上がる。
「鏡の前でオッパイを晒しながら何を考えていた。」
露になっている乳房を大きな手で掴み搾乳を繰り返す。
「痛いのよ・・・」
蒼い瞳がジャックから反らされる。
「貴方が手加減無しで胸を攻めるから乳首の先の皮が剥けて痛いの!!」
恥ずかしさからか強く瞳を閉じ抗議するが
「ほぅ〜。この俺だけの所為では、ないだろう?お前だって攻められて感じているクセに。」
そう言いながら乳首を掴み捏ねる。
「やぁ・・・痛い・・・痛いのよ・・・」
「ククク・・・その痛みは、お前が俺に感じている証だな。俺だけが許される行為の一つだ。」
痛がる遊星の顔を堪能しながらもジャックは、躰をずらし捏ねていた乳首を口に含み吸いだす。
ヒリヒリして痛いのだろう。
遊星の口を吐いて出るのは、喘ぎ声で無い苦痛だった。
(そう言えば俺は、何時からオッパイ星人になったんだ?)
遊星と付きあう前までの事を思い出す。
普通に女性と付き合い普通にSEXをしていた。
こんなに胸に拘わった事なんて無い。
では、遊星が原因となる。
(遊星と付き合う原因って・・・)
最初遊星を見かけたのは、大学のキャンバス内。
既にプロのデュエリストとしてデビューは、していた。
プロとしての仕事が多忙でなかなか大学に行く事が出来ず単位が危ない状態に陥った。
大学なんて興味が無かったが『キング足る者中退や留年など経歴に必要無い』必ずストレートで卒業をする
と宣言していた。
有言実行こそがキングとしての美徳だと思っていた。
久しぶりにクロウと会い大学の中庭で数人の仲間と話していた。
そんな時偶然目に付いたのが女友達を一緒に居た遊星の胸。
別に大きいと言うワケでも無く小さいと言うワケでは、無い。
寧ろ遊星の女友達の方が大きく形が良いと思う。
なのに遊星の胸が気になって仕方が無かった。
遊星の胸を生で見たい・触れたいと思ったが遊星との面識が全く無い。
何と言って近付けば良いのか検討がつかない。
一先ずクロウに遊星の事を調べて貰った。
その御陰で遊星が2歳年下で在り彼氏が居らずデュエルの腕が立つしメカにも強い。
更にあのモーメントの最高責任者である不動博士の愛娘ときている。
「ジャック 本当に不動遊星に近付く気なのか?」
「フン 何か不都合でも有るのか?」
遊星も自分もフリーなのだ何の障害も無い。
「不都合ってな・・・お前は、プロのデュエリストで不動遊星は、不動博士の愛娘。マスコミがお前達を追いかけ
回すのは、必死だぞ。」
「そんなの無視していればいいだろう?」
「お前は、イイかも知れないが不動遊星は、あらぬ噂の餌食になるんだぞ。お前は、不動遊星を守れるのか?」
背びれに御鰭・・・一つ噂が立てば勝手に1人立ちし在る事無い事が付いて回る。
「それにな遊星の親父さんが簡単に交際を許すとでも思うのか?」
「う・・・」
親父さん・・・マスコミより最強かもしれない相手だ。
手っ取り早く遊星と交際をし気になる胸に触れたかったがまずは、グループ交際から始める事にした。
クロウが後輩に遊星達を紹介してもらいそこから何度かグループ交際をして何度も遊星にプッシュし2人でデート
をする様に仕向けた。
だが行為にまで及ぶには、更なる時間が掛かった。
余りにも遊星がウブと言うか恋愛に疎いのだ。
遊星と初めて関係を持つ頃には、大学卒業が目の前と言う慌ただしい時期。
それでも目の前の卒業より目の前の遊星が先決。
初めて見る遊星のオッパイに身震いをしてしまった。
震える手で遊星のオッパイに触れた時天にも昇る様な気がした。
口に含めば甘酸っぱい感じがした。
何かしら味が付いているワケでは、無い只そう感じたのだ。
「ジャ・・・ック・・・」
意識が何処かに行った状態で遊星の乳首を吸っているジャックに違和感を感じ声をかける。
その声に我に返ったジャック。
(俺をオッパイ星人にしたのは、お前では無いか!!)
何処等か湧き起こる怒りに乳首を吸う力が篭る。
「やぁ〜!!痛いそんなに吸わないで〜!!」
悶える遊星の胸への攻撃をそのままに腹を伝い秘部へと手を移動させ湿った小さな双丘を大きな手で覆い
ながら中指をグジュグジュになっている場所へと埋め込んで行った。
「さっきヤッタだけの事は、有るな。良い具合に締め付けてくる。このままお前の中に入ろう。」
指での愛撫を止めジャックは、遊星の両足を左右に開き躰を足の間に入れると遊星の湿った場所に男根を
あてがい挿入する。
「お前のオッパイからは、俺に与えるミルクは出ないのが不満だが俺からお前にミルクを与える事が出来る。
たっぷりとお前の躰に俺のミルクを飲ませてやる。」
そう言いながら律動を開始すると同時に遊星の胸への攻撃も開始する。
後日・・・
「・・・で遊星は、オッパイが痛いから吸うのを止めて欲しいのとジャックは、自分をオッパイ星人にした遊星に
責任を取って欲しい・・・と言うのだね。」
「そうよ」
「そうです。」
「あのね〜君達。ここは、病院じゃないんだよ。研究所なんだよ。研・究・所!!解っている?」
呆れた顔で2人の会話を聞いていた遊星の父親、不動博士。
「だって恥ずかしいんだもん。」
「医者とは、言え遊星のオッパイを他人に晒すなんて許せるワケが無い。」
「じゃぁ別れる?」
「「無理」」
「別居は?」
「「無理」」
「だったら諦めたら?一緒に居る以上そんな悩みを解消されるワケないんだから。」
「博士お茶が入りました。」
助手のルドガーが博士の前と遊星とジャックの前それぞれにお茶を置いていく。
「しかし・・・君達の悩みは、幸せな悩みだね。」
お茶を啜りながらしみじみと言う博士だったが2人は、至って真剣。
「いっそうの事早く子供でも作れば?子育てが忙しくてそんな悩みも無くなるから。」
不動博士の『子供』と言う言葉に反応するジャック。
脳裏には、遊星の母乳を飲む自分の姿・・・。
「義父さん良いアイデアです!!遊星早速婚礼の日取りを決めるぞ!!」
「ちょっとジャック!!私の意志を確認してから言ってよ!!」
遊星の腕を掴み颯爽と部屋から出て行くジャックと無理矢理連れだされる遊星。
「嵐の様な2人でしたね。」
「本当に婚礼の日取りを決めてしまいそうな勢いでしたね。」
ズズズ・・・お茶を啜りながら
「別に決めてもいいんじゃない?」
「「博士??」」
「だってあんな大胆な悩みを聞かされなくて済むんだよ。」
正直聞いていて答えるのに困ってい不動博士。
「今度は、育児の事で相談に来るのかな?」
窓を眺めて呟いていた。