「ユウギ・・・」
「もう1人の僕・・・」
驚きの表情で俺を見る2人
俺のこんな姿見られたくなかった。
全裸で背後から海馬に抱き締められ貫かれている姿・・・
友の為にとは言え・・・
事の始まりは、今日の放課後
数学教諭の海馬から「相談したい事があるから」と言われた。
教師からの相談って言うのだけでも驚いたがそれを言って来たのが海馬だったのが
さらに驚いた。
海馬は、学校中の女生徒に人気がある
理由としては、長身で顔が好くて頭もイイ
その上 冷静沈着・・・
乗っている車がファラリー550マラネロのレッドだ
中古で買っても1000万は、くだらないだろう
新車だと2000万以上は、確実にする
20代前半の教師が買える値段では、無いと思うんだが・・・
そんな海馬に少なからず男子生徒は、マネをする
放課後 海馬に呼ばれた生徒指導室にユウギ重たい足取りで赴いた。
コンコン・・・
数回ノックをすると中から
「入れ」
と海馬の声が・・・
恐る恐る扉を開け
「失礼します。」
中に入ると海馬は、窓際に立っておりユウギに眼で椅子を促す
それに従いユウギは、椅子に座ると
「武藤 貴様は、あの城之内とか言う輩と友達らしいな」
いきなり城之内の名を出され驚きながら
「ああ・・・中学時代からの親友ですが・・・」
「親友か・・・ならその親友の為に貴様は、何でも出来るな?」
「?」
逆光故に海馬の表情がハッキリと見えない
そして海馬が何を言いたいのか良く判らない
「貴様の返事一つで城之内は、退学になるかもしれん」
『退学』の言葉にユウギは、大きな紅い瞳をさらに大きく見開きながら
「退学になるかもって・・・城之内君に何かあったのですか?」
椅子から立ち上がり海馬の傍に詰め寄ると
海馬は、不機嫌を現した表情で
「昨日 ヤツが他校の生徒と喧嘩をしたらしい先方の先生と保護者から苦情が今朝来た」
確かに昨日の夕方 他校の生徒に絡まれて喧嘩をした・・・と昨日の電話で城之内から聞いた。
喧嘩の内容は、肩が触れた触れないの言い合いから始まったらしく最初に手を出して来たのは、相手の
方で城之内からでは、無い
それを海馬に言おうとしたが
「貴様の返事によっては、俺から校長にかけあって退学の事は何とかしてやろう・・・
どうだ武藤?」
「・・・俺の返事次第って・・・」
「何簡単な事だ。只俺の言う事を聞けばいい」
ユウギは、俯きながら
「判ったぜ・・・先生の言う事を聞く・・・だから城之内君の事・・・」
「フン・・・ならば着いて来い」
海馬は、面白く無いといった表情だが内心[ユウギを自分のモノにする]という計画が上手く進んで浮き足立っていた。
ユウギの方は、今の自分にやり方に対して何とも言えない感情に支配されていた。
何故なら誰かを犠牲にして助かろうなんて考えを城之内が嫌っているのは、判っていたから
でも城之内を退学にさせたくは、無い
それは、自分の為と城之内の恋人であり自分の双子の弟の為に・・・
ユウギは海馬に促されるままファラリー550マラネロの助手席に座った。
「先生・・・何処に行くんだ?」
走り出した車中でユウギが海馬に声をかけると
「ビリヤード場だ」
「ビリヤード?」
ユウギは、眉根を寄せながら海馬の方を見ると
「城之内の事は、俺に任せておけって言っただろ?
貴様は、俺とただビリヤードをすればヤツは、助かる・・・それだけだ」
そう言いながら何処かの建物の前に車を横付けした。
ユウギは、海馬の後を歩きながらその建物の中に入っていった。
建物の最上階にビリヤード場は、あったが人っ子一人居ない店内にユウギは不思議そうに
「休みなんじゃないのか?」
「休みじゃないさ今は貸切なんだ」
「貸切?」
海馬は、店の奥にユウギを連れて進むと
「武藤そこで待っていろ」
といい壁際に立て掛けてあったキューを1個取り出しユウギのもとへ
「武藤 今着ている服を全て脱いで台の上に乗れ
そうそう下着も脱ぐんだ」
海馬の言葉にユウギは、驚きながら
「先生!!」
「言う事聞くんだろ?嫌なら別にかまわんが?」
言い返せない・・・城之内の退学を盾に取られている以上・・・
ユウギは、覚悟を決め全身を真っ赤に染めながら全裸になり台の上に乗る
海馬は、ユウギをフットレール側に座らせると自分はヘッドレール側に立った。
「武藤そのまま足を広げて腰を前に出せ」
「なっ・・・・」
顔を真っ赤にさせながらユウギは、海馬を見たが海馬は、無表情のままユウギを見ていた。
ユウギは、言われるまま足を開き腰を前に出したが
「もっと足を開き腰を前に出せ」
ユウギは、首を左右に振りながら出来ないと訴える
これ以上足を開き腰を前に出したら普段外気に曝される事のないアナルが丸見えになるからだ
自分で見た事の無いその場所を他人に見せるなんて恥ずかしくて出来ない
「親友の為に・・・とは、言え出来ないか」
海馬の口の端が持ち上がる
親友をとるかこの場限りの恥をとるかユウギは、悩んだ
その結果ユウギは、海馬に言われるまま足を開き腰を前に出した。
流石にココまで書いて疲れました。
ファラリー550マラネロには、綺麗な紺色もあるんですが
見た瞬間「海闇〜!!!!」
そして値段見て「流石 高級車・・・海闇の2人もこれぐらいするのかな???」って思った。
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