- ヴァンパイア・ロードの攻撃によりカース・オブ・ドラゴンから落ちた遊戯
- その身は重力に逆らう事無く落下して行く。
- 薄れ行く意識の中でカース・オブ・ドラゴンが何処かに飛んで行くのを見ながら
- カース・オブ・ドラゴンよ そのまま克也を安全な場所まで連れて行ってくれ・・・
- そう思った時青白い光が自分の身を包むのを感じながら意識が途絶えた。
- 遊戯を包む青白い光は次第に姿を変え本来在るべき姿になり上昇して来た。
- 上昇して来たモノの姿に羅刹は、驚きを隠せない何故なら上昇して来たモノが
- この世で自分が最も信頼している忠実な僕ブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴンだったからだ!
-
- まさか4体目のブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴンを見ようとわ・・・
- しかし4体目が封印されている聖石は、ユキが持っいる筈 何故 遊戯が?
-
- その疑惑に羅刹は今まさに自分の前を通過しようとしている
- ブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴンの背に飛び乗りそのまま行ってしまった。
- 残されたモンスター達は自分を召喚した者達不在の為元居た世界に戻って行った。
- そして青白い光に不安を感じたマハード達によって保護されたが余りのショックからか
- 遊戯の行方をマハード達に伝えられなかった。
- その頃 遊戯達を連れて飛び去った4体目のブルー・アイズ・ホワイト・ドラゴンは
- 先程デュエルをしていた場所から少し離れた場所に着陸していた。
- その場所には、大きな横穴が開いており大きなブルー・アイズでも余裕で入る事が出来た。
- 羅刹は、遊戯を抱き上げブルー・アイズの背から降りると横穴の奥へ歩き出した。
- 2人が奥に行った事を確認するとブルー・アイズは、入り口の方に向き体を休ませていた。
- しかし何時如何なる事が起きるかもしれないのですぐ攻撃が出来る体勢を取りながら・・・
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- 羅刹は、洞窟の突き当たりに来ていた。
- 遊戯を横たえ自分の腰部分に仕込んであった油筒と小さな蜀台を用意し火を熾した。
- 自分達の居る所から少し離れた所に火の点いた蜀台を置き遊戯の傍に来ると
- どうしても確認したい事があった。
- 恐る恐る遊戯の顔半分を覆い隠す仮面に手を伸ばす・・・
- もし彼女がユキなら自分は、これから先どうすればいい??
- 自分の使命の為に彼女に手をかけるのか?
- 最愛なるユキに自分は・・・
- しかし今目の前に居る遊戯がユキの可能性は、半々・・・
- 後もう少しで仮面に手が触れるのに・・・触れる事が出来ない
- 恐怖故か手が震えてしまう
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- この俺が何に恐怖を抱く?
- 遊戯の正体にか?馬鹿馬鹿しい
- いずれ遊戯の正体がバレルのだ
- それが早いか遅いかの違い
- そしてそれを暴くのは、俺か俺以外の者かの違い
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- 意を決し羅刹は、遊戯の仮面に手をかけた。
- その仮面の下の素顔に羅刹は、愕然とした。
- 一番恐れていた事
- 自分が生まれて初めて欲しいと思った相手・・・
- ユキだったからだ。
-
- 遊戯が克也を助けようとした事にも頷ける
- ユキにとって克也は、大切な幼馴染
- しかしその事に今度は嫉妬心に身を焼かれそうだ
- ユキをこのまま自分の者にしたい
- 瀬人であり羅刹である自分以外をその心に住まわせたく無い
- そう思うと羅刹は、ユキが着ている着物の帯を解き合わせ部分を左右に開いた。
え〜自主規制により
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