- 克也が到着した頃には既にデュエルが始まっていた。
- 互いのフィールドには召喚獣が数体が睨み合う状態・・・
- 羅刹も遊戯も互いの出方を見ているしかし遊戯の場に居るブラックマジシャンガールの様子が少しおかしい
- よくよく見てみると何らかの形で攻撃力が上がったようだ。
- だが攻撃をしないのは目の前に居る伝説のドラゴン ブルーアイズホワイトドラゴンのせいなんだろうと予測される
- 今ここで自分が助太刀すれば勝てるのだろうかそう思い飛び出す準備をしていると
- 「遊戯つくづく貴様は部下から信用されていない様だな」
- 「くっ・・・」
- そう二人共克也の存在に気がついていた。
- 彼は自分の気配を上手く消せないか全く消せないのか唯隠れているだけだったのだ。
- 羅刹は口角を上げながらヴァンパイア・レデイを召喚すると克也を捕まえに行かせてフィールド上に連れて来させた。
- 「遊戯 我々の戦いを中断させたこの男をどう処罰する?」
- 羅刹にとってユキに近づくこの男は目障りな存在・・・
- しかし遊戯にとって素性は明かしていないとは言え大切な幼なじみなのだ処罰なんて出来ない
- そんな遊戯の口から着いてでた言葉は
- 「そいつは忍では無い当然処罰なんて考えていない」
- 確かに忍になりたいと言って来たが自分はそれを認め無かった。
- 「では解放するしかないな」
とは言うもののヴァンパイア・レディは、克也を背後から抱き締めながら空高く上昇し
- 近くの崖に行く
- その行動に遊戯は、焦り
- 「克也!!!!!」
- ヴァンパイア・レディは、そのまま手を離し克也は、崖下に・・・
-
- 「うわわわわわわわ・・・・・・ぁ」
- もう駄目だと思った。
- 頭の言う事を聞かず自分勝手に行動した報い
- きっと頭は、自分を助けては、くれない・・・とさえ思えた。
- しかし何時までたっても地上に叩き付けられない事に疑問を抱き目を開けると
- 「気が付いたか?」
- どうやら自分は、助かったみたいだ・・・しかしどうやって?
- 「カース・オブ・ドラゴン!このまま上昇!ヴァンパイア・レディに攻撃」
- カース・オブ・ドラゴンは、一鳴きするとヴァンパイア・レディに向かって攻撃を開始し
- 見事に撃破した。
- 「遊戯 貴様!俺とのデュエルよりその凡骨を選ぶとは!!許せん」
- 羅刹は、怒りを露わにすると
- 「ブルー・アイズよカース・オブ・ドラゴンを攻撃しろ!」
- ブルー・アイズの口に集まる熱源
- その熱源が放たれる瞬間
- 「千年の盾!!」
- カース・オブ・ドラゴンの前に現れた盾のおかげでブルー・アイズの攻撃は、何とか防がれたものの
- 遊戯の顔は、今なお険しく
- 「頭 ここまで守りの強いモンスターが居れば・・・」
- 「ヤツのモンスターを侮るな。ブルー・アイズは、単体で現存するモンスターの中では、最高の攻撃力だ
- しかもヤツの下に居るのは3体・・・もし融合なんかされてみろ千年の盾では、防ぎきれない
- 融合モンスターの中にはアルティメットに勝てるモンスターも居るが・・・」
- 遊戯には、まだ召喚出来ないのだ・・・
- いや召喚出来るかもしれないモンスターに思い当たる
- 一か八か召喚しようとしたら新たなモンスターの攻撃が!
-
- 確実に克也を狙っている・・・
- 羅刹は、何故 克也を狙う?
-
- 疑問を抱いているとヴァンパイア・ロードが更に攻撃を!
- とっさに克也を庇う遊戯だがヴァンパイア・ロードの攻撃をモロにくらってしまい
- カース・オブ・ドラゴンの背から落ちた。
- その光景を目にした羅刹は、更なる怒りを覚えた。
-
- 何故そんな男を庇う!!
- 俺とのデュエルよりその男の方が大切という事か!
-
- カース・オブ・ドラゴンは、克也を安全な場所に下ろすと遊戯を追いかけ崖下に
- ブラック・マジシャン・ガールや遊戯によって召喚されたモンスター達は、克也の守護に着いた。
- その時、急上昇をしてくるカース・オブ・ドラゴン・・・
- 崖下からの青白い光線を紙一重でかわすとマジシャン・ガール達の傍に降り立った。