想いの中-Vol.1-

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想いの中
(Vol.1) (Vo.2)

仕事が忙しくて何度遊戯とのデートをキャンセルした事か・・・
もう一人の方から(遊戯が寂しがってる)と連絡があり急いで時間を作った。
そして遊戯の要望に応え街中でデートをする事になったのだが街中だと
ＳＰを連れて歩く事が出来ない
もし居たとしても距離を取らず得ないそれ故に海馬達を見失う可能性だってある
いくら童実野町が海馬Ｃｏ.の城下町とは言え町民全てが海馬Ｃｏ.に好意的とは言えない
何故なら海馬によって潰された会社だってあるからだ
大企業とて大きなミスがあれば足元を掬われる
能率の上がらない企業は大手だろうと中小企業だろうと切り捨てて来た。
その為に倒産した企業も少なく無い
(自力で持ち直す企業も少なく無い)
それ故に海馬に恨みを持っている連中が多い
恨みの矛先が海馬だけに向けられるだけならまだしも一緒に居る遊戯にまで向けられる
可能性があるのだ海馬としては街中でデートするよりセキュリティ面で安全性の高い
海馬ランドでデートする方が落ち着くのだが･･･
人気の無い路地裏･･･
不運と言っても過言では無い今の状況危惧してた通り海馬に恨みを持っている者
とその取巻きらしき連中正確に言えば海馬によって両親の会社を潰されたと逆恨みし
ぐれた息子とその悪友といった感じがする
そんな連中を無視して遊戯を連れて通り過ぎようとしたが
「オイオイ俺達の事を無視する気かよ」
「お高くとまってるんじゃねーよ社長さん」
冷ややかに相手を見下すと
少しは畏縮するもののすぐに虚勢を張ってくる
「へ～綺麗なの連れてるじゃないか」
予想はしていたが遊戯に伸ばされる腕を海馬は忌々しげに見ながら叩き落とす
「色男気取りか? え～坊ちゃんよ」
「こいつは関係無いし気安く触るな下衆が!」
相手目掛けて回し蹴りをくらわすリーチが有る分見事に相手の顔面にヒットする
しかし海馬とて無敵では無いましてや遊戯が居る分不利なのだ。
一応ＫＣバッチで緊急事態発生の信号を送ったが場所の特定に少し手間取るだろう
ＳＰ達が来るまで持ちこたえられたらいいが最悪の場所は,遊戯だけでも逃がしてやりたい
海馬は、遊戯を背後にし何とか数人程倒したが流石に人数が多い･･･
いくら海馬が武術を体得しているとは、言えど何事にも限度が有る
息切れがする･･･
一瞬　海馬の気が緩んだ所を相手が殴り掛りそれが不運にも鳩尾に命中
海馬の膝が折れ地に膝が着く
そこを見逃すまいと集団で海馬に襲い掛かった。
「やめろ！！それ以上やったら死んでしまう！！」
遊戯は、海馬の元に駆け寄ろうとしたが腕を掴まれる
「やめて欲しいのならお前が俺達の相手でもするか？」
遊戯の腕を掴んだ男は、いやらしい眼つきで遊戯の躯を嘗め回す様に見ながら
遊戯の小ぶりな御尻に触ってきた。
それを見た海馬が
「下賎な輩がそれ以上そいつに触れるな！！汚らわらしい！！くっ・・・・」
更なる暴力･･･
遊戯は、自分の非力差に嘆いた。
海馬を助けたい････
オレが足手まといにさえならなければ海馬は、こんな奴等から暴力を受けずにすんだのに･･･
海馬1人だったら何とかなったのに！！
オレが海馬に我侭を言って街中でデートなんてしなければセキュリティの面からだったら･･･
後悔する言葉が頭の中を駆け巡る
「海馬ぁ～！！！！！」
遊戯の瞳から流れる涙･･･
「頼むから海馬にそれ以上･･･」
「だったらお前が俺達の相手をするのか？」
遊戯は、頭を項垂れて頷いた。
海馬に嫌われるかもしれない
蔑まれるかもしれない
それでも今の自分に出来る事と言ったら･･･
遊戯は、首の下にかかっている千年パズルを握り締める
相棒･･･スマナイ･･･
「海馬から離れろ･･･お前たちの相手は、オレなんだろ？」
数人の男が遊戯を壁際に追いやる
撫でられる下肢･･･
おぞましい吐き気がする･･･
「いい子だな　あの社長さん助けたいのなら俺のモノを舐めてみろよ」
男のファスナーから取り出される男根
吐きそうだ
「海馬に対する暴力行為を止めてからだ　　なっ･･･」
周りに居た男達に両肩を押さえ付けられ無理矢理座らせられる
そして頬に当てられる男根･･･
気持ち悪い･･･
先端から先走りの蜜
吐きそうだ
何時までも続く海馬への暴力
我慢できない･･･
躯の奥から何か得体の知れないモノが込み上げて来る
意識が霞む･･･
頭が痛い･･･
霞む視線の先に居る遊戯の様子が変だ
遊戯の千年パズルが微かにだが何かに反応している様に見える
まさか　もう1人の遊戯か？！
この状況下で入れ替わると言うのか？
あまりにも危険な行為
もう1人の遊戯では、状況が更に悪化するのでは？
懸念される。
しかし何時まで経ってももう1人が出てくる気配が無い
一体遊戯の身に何が･･･

２話あたりで終わらせる予定です。

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