- 「グズ・・・」
- ブチ・・・
- 何かが遊戯の中で切れる音がした。
- 「黙って聞いていればさっきから人の頭の中で好き勝手な事言うんじゃ無い!!」
- 落下している無茶な態勢から小さな光りを数個出現させモンスター召喚をする
- モンスターを召喚するだけの力なんて殆ど残っていなかった筈なのに
- ブチ切れしたお陰で沸き起こった力
- 『やれば出来るじゃない』
- 声の主は何やら嬉しそうに満足 している様子
- こんな方法で力を引き出された遊戯としては堪ったもんじゃない
- 召喚した空を舞うモンスター達の背には、忍達の姿が・・・
- どうやら全員無事の様だ。
- しかし召喚した際に発する力
- 幾ら術者でも感じ取る事が困難な程に抑え様とも敏感な者ならきっとどんな
- 微弱な力でも感じ取ってしまう
- もし敵にそんなヤツが居たら今のも感じ取ったのでは、ないだろうか?
- しかもあんなとんでもないエクゾディア・ネクロスなんて言うモンスターを召喚する程の術者なら
- 《一時撤退!》大声を出すワケには行かない見つかれば一溜まりも無いので指で合図を出す
- 忍達は納得いかない様子なれど渋々と従う
- モンスターに至っては素直に従った。
- 忍達から距離を保ちながら飛行する振りを見せ安全な所迄 彼等を見送った後
- 「ブルー・アイズ・・・」
- 遊戯が言わんとする事を察しブルー・アイズは身を翻し敵の元へ
-
- 先程 微弱ながらも感じたのは、モンスターを召喚する時の力
このオレ様が感知しにくい程の力でモンスターを召喚するなど余程の術者
- もしかして羅刹か?
-
- バクラでさえ感じ取るのに困難な程の弱い力・・・
そのバクラの脳裏に過ぎる蒼い仮面の男 羅刹
- 前々から目障りだった。
- 表情が見えない仮面のお陰で羅刹が何を考えているのかが判らなかった。
- ただ判っていた事は、バクラにとって有害である事
- 羅刹程の術者は、そうそうに居ない
- 居ても今の状況を見れば逃げ出すだろう
-
- 羅刹・・・この男は、必ずオレ様の前に立ちはだかる存在
- 伝説の巫女共々 このオレ様の計画を邪魔する存在
- この期に目障りな羅刹を抹殺しようと思ったがヤツの姿が見えない
- キサラ姫共々逃げ出したと考えるべきなのだろうが・・・
- それとも反撃の機会狙いこの近辺に隠れているのか?
- 何処に隠れていようともこのエクゾディア・ネクロスを倒す事は出来ない
- エクゾディアを探し出さないかぎりなぁ!!!
-
-
- エクゾディア・ネクロス・・・何て厄介なモンスターを呼び出したんだ・・・
- あれは、攻撃の度力を増すモンスター
- どうやって戦えばいいのだ?
- 術者を倒すしか無いのだが・・・!!
- あれは、もしかして・・・
-
- エクゾディア・ネクロスの傍に居る白銀の髪の男
- もしかしてアレがエクゾディア・ネクロスを召喚した者か?
- 「ブルー・アイズ!あの男に攻撃をしろ!!」
- ブルー・アイズは、命令されるがままバクラに標準を決めバースト・ストリームを
- 放つ
- 「!!エクゾディア・ネクロス!!」
- ブルー・アイズの攻撃に気が付いたバクラが咄嗟にエクゾディア・ネクロスを呼び
- 盾に・・・
- 間一髪の所で難を逃れる
-
- ブルー・アイズの攻撃だと・・・
- やはりアノ男か?
- 否・・・アレはシャイン・キングダムの忍頭じゃねぇか・・・
- アノ女にブルー・アイズが従っているのか?
- だとしたら目障りな女だ
-
- 「エクゾディア・ネクロス!!あのブルー・アイズを攻撃しろ!!
- このオレ様にたて突く奴は、皆殺しだ!!ヒィャヒィャ・・・」
-
- 「チッ・・・かわされた・・・
- ブルー・アイズ!!エクゾディア・ネクロスからの攻撃は、全てかわせ!!」
- もし攻撃を受けてしまったらブルー・アイズは、消滅してしまう
- エクゾディア・ネクロスの連続攻撃を何とかかわすブルー・アイズだが
- それにも限界がある
- 遊戯は、何とかしてエクゾディア・ネクロスを倒す術を考えていた。
-
- ブルー・アイズも無抵抗のままエクゾディア・ネクロスをかわしている訳では、無い
- こちらからも攻撃は、しているが・・・相手を膝ま付かせる程のダメージを与える事が出来ないのだ
-
- あの女 なかなかしぶといな
- 「エクゾディア・ネクロス!ブルー・アイズが攻撃してくる瞬間に攻撃をしかけろ!!」
- ブルー・アイズが攻撃の為 口を開いた瞬間スキが出来るそこを狙えば倒せる
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-
- 嫌な予感がする・・・
- 「ブルー・アイズ攻撃の瞬間 左に旋回しろ
- きっとこっちから攻撃した瞬間 襲ってくる筈だ!!」
- ブルー・アイズが口を開いた瞬間やはりエクゾディア・ネクロスを仕掛けてきた。
- 間一髪の所でかわせたもののブルー・アイズは、攻撃した後 墜落してしまった。
-