異物-1-


「はぁぁ・・・んん・・・せっ・・ああ・・・」

ピチャピチャ・・・と下肢から聞こえて来る艶めかしい水音。

遊戯の足の間に躰を置き美味しそうに遊戯の男根に奉仕する瀬人の姿。

しかもネコ揉みも忘れずに行っている。

今の遊戯の姿は、タンクトップを胸元まで上げられ下肢は、剥き出しの状態。

 

以前瀬人に襲われて以来度々こんな事を繰り返している。

ネコに襲われる人間なんて前代未門だと思う。

しかもネコに襲われているのに嫌だと思わない・・・重症だと感じる。

ただ普通のネコに襲われるのは、正直遊戯としても嫌なのだが相手が瀬人だから・・・

この白ネコに襲われている時何故かクラスメートの海馬が重なって見える。

彼に襲われている気持ちになる。

今では、自分の気持ちが解る。自分は、彼に惹かれ好意を抱いている事を。

そして瀬人にこんな事されて抵抗しないのは、彼に・・・海馬にこんな事をされたいと思っているから。

だから自分は、瀬人に・・・海馬と重なって見える瀬人にこんな事を許し・・・そしてされているのだ。

 

「せ・・・瀬人・・・もう・・・イキそう・・・」

熱い吐息で途切れ途切れに瀬人に訴えかける遊戯。

本当にイキそうになるかも知れない瞬間瀬人の口は、その場か離れる。

まるでイク事を未だ許さないとでも言う様に。

「瀬人・・・何で?」

寸での所でイカセテもらえなかった遊戯は、張りつめた男根が痛くて仕方が無い。

何時もなら遊戯がイってこの行為は、終わりなのに今日は、簡単にイカセルつもりも終わらせるつもりも

無いらしい。

男根が張って辛い遊戯。

瀬人は、そんな遊戯の苦しそうな表情を無視でもするかのように足を跨いで枕の傍に。

枕下に頭を突っ込むと何かしら咥えて出てくるとそれを遊戯に渡す。

瀬人から受け取ったモノに遊戯は、見覚えがあった。

「これ・・・」

(確かじぃーちゃんが見ていた健康雑誌に乗っていたマッサージ棒・・・?)

木製の雫形をした縦長のマッサージ棒。

マッサージ棒には、無数の小さなイボ。

手の平をマッサージする為のイボ。

「瀬人これをどうするんだ?」

気だるい躰を少し起すと瀬人に訪ねる。

瀬人は、「ニャ〜」と一鳴きすると遊戯の腰付近にまで行き力任せに体当たり。

ネコに体当たりされただけで遊戯は、ベッドに倒れてしまう。

「瀬人何がしたいんだ?」

頭がクラクラする・・・

遊戯には、瀬人が何故体当たりをしてくるのか何故マッサージ棒を自分に渡すのか解らなかった。

瀬人は、遊戯の傍で仰向けから俯せになると。

「こうすればいいのか?」

瀬人のジェスチャー通に俯せになる。

でも張りつめた男根が痛いので俯せには、なれない。

仕方が無く遊戯は、土下座をする様な体勢を取った。

それによって何時もは、外気に晒される事のない窄みが外気に晒されてしまう。

瀬人にとっては、予想外の事だったのでじっくりと窄みを見てしまう。

(くそ〜遊戯のこんな可愛い窄みを前にして俺は、何も出来ないのか?

この中に入る事さえ・・・)

きっとこの中は、暖かくて気持ちがイイだろう。

自分の肉棒に絡む粘液。精液を絞り取ろうと煽動する内肉。

それらによって放出する快感は、得も言われぬモノだと思う。

そうは、思えど今の自分は、ネコの姿。

如何に願えど叶う筈も無い。

だから用意したのだ。遊戯の悦なる表情を堪能する為に。

瀬人は、遊戯の窄みに舌を這わし始める。

「あっ!瀬人・・・そんな所舐めたら汚いぜ」

そこは、排泄口。老廃物が出る場所・・・それなのに何故???

瀬人は、そんな所を舐めるのか?

違和感を感じるその場所。遊戯は、身を捩じり抵抗をしようと試みるがお尻に食い込む爪。

瀬人が遊戯から自由を奪う時に使う手段。

痛みを与える事によって服従をさせる瀬人。コイツは、本当にネコなのかと思ってしまう。

でも感じるのは、痛みだけでは、無い・・・何故かその爪に感じてしまう。

もっと食い込ませて欲しいと思ってしまう。

「ニャ〜」

入り口付近を丹念に舐め塗らした瀬人は、マッサージ棒を持った遊戯の手をお尻の方に咥えて持って行く。

幾ら女とも男とも性行為が無い遊戯でも瀬人が何をしようとしているのか解った。

「瀬人!!これを入れるのか?いっ・・・痛い・・・瀬人・・・解ったから・・・」

容赦ない瀬人の爪。

遊戯のお尻に掻かれた筋・・・ジンジンする痛みが気持ちイイ。

仕方が無く窄みにマッサージ棒をあてがうが入れる勇気なんて無い。

異物なんて入れた事が無いのだから仕方が無いと思う・・・入れるのだけは、許して欲しい。

でも瀬人の視線が窄みに注がれている。

(本当にコイツは、ネコなのか?ネコの姿をした変質者じゃないのか?)

心の中で悪態を着く遊戯だが声には、出さない。出せば爪で容赦なく引っ掻かれるだろうから。

(ああ・・・その爪で引っ掻かれたらどんな感じがするのだろうか?痛いのだろうけど更に感じてしまうのかな?)

一度で良いから引っ掻いて欲しいと思うがそんな事を口に出すなんて出来ない。

しかし今迄瀬人は、遊戯を爪で脅す事は、在っても本当に遊戯を引っ掻いた事が無い。

ただクラスメートにネコを飼っている生徒が居てその人物の言葉を真に受けた様だ。

(大方ソイツは、ネコの機嫌を損ねる事でもしたのだろう。自業自得と言うもの

第一この俺が貴様を本気で傷つけるワケがないだろう?)

 

何時まで経っても挿入されないマッサージ棒。

「ニャ〜」

挿入を促すも入る気配を感じられない。

(仕方がない・・・)

遊戯に気付かれぬ様に小さな溜息を吐くと窄みに宛がわれているマッサージ棒を瀬人自ら

ネコパンチで押し込んだ。

「ぐぁぁはぁぁ・・・」

まさか入れられるなんて思っても見なかった。

舐められ塗らされただけで解されたワケでは、無い場所に差し込まれる異物に漏れるのは、呻き声。

「瀬人・・・痛い・・・抜いて・・・」

このままだと引き裂かれるのでは?と思う程の痛み。

発せられる苦痛を訴える泣き声。

その言葉と同時にズズズ・・・と抜かれる異物。

これでこの苦痛から解放されると思った。

安心した。

それなのに一瞬気を抜いたら異物が又内めがけて戻って来る。

「やぁ・・・せと・・・」

「・・・ン・・・」

自分に差し込まれている異物を抜こうと手をやると。

瀬人の小さな手に叩き落とされる。

瀬人は、小さな手を遊戯のお尻に宛がい小さな(?)口でマッサージ棒を咥え頭を前後に振る。

ネコらしからぬ行動。

(チッ これでは、短過ぎて遊戯の性感帯を探し当てられぬでは、無いか!!それに遊戯が感じてる顔が見れないし

俺が疲れる。こうなれば・・・)

何度も頭を振ることに疲れを感じる瀬人。

何時まで経っても苦痛しか訴えない遊戯。

「ウニャ」

「はぁぁんんん・・・やぁ・・・」

イボイボに擦られ思わず声を上げてしまう。

ボトッ・・・ベッドの上に落とされるマッサージ棒。

瀬人から見えないけど遊戯の顔は、汗と唾液で濡れている。

きっと遊戯の表情を見たら瀬人の理性は、事切れていただろう。

(ああ・・・こんなネコに襲われている姿を海馬にしられたら・・・)

その頃瀬人は、マッサージ棒の所為で程よく解れている窄みと自分の手をクネクネ動かしながら見比べる。

(これだけヒクヒクしていたら俺の腕ぐらい簡単に入るな・・・)

頭を振る事を考えたら・・・頭を振り眩暈を起すなら暖かい内肉に絡まれて悦なる眩暈の方がイイに

決まっている。

瀬人は、ヒクツク場所に手を宛がいそのままズブズブと飲み込ませる。

「やぁぁ・・・・セト・・・はぁぁんん・・・」

挿し込まれ内で動く瀬人の手。

しかし遊戯からは、今度何が入れられたのか全く解らない。

ただ入れられたモノが自分の中で動き回っている事以外何も解らない。

「はぁんん・・・はぁぁ・・・やぁ・・あああああぁぁぁぁ・・・」

中で動くモノに一点を突かれた時一瞬光が見えたような気がした。

そこが余りにも気持ち良くて・・・そこをもう一度刺激して欲しくて艶ある声を上げてしまう。

瀬人も遊戯が感じる場所を探しあてそこを刺激する事を始める。

 

もう苦しかった。

何時まで経っても刺激してもらえない遊戯の男根。

感じる蜜をポタポタとシーツに零している。

「瀬人もうイキタイ・・・イカセテ・・・」

こんな事をネコに頼むのもどうかと思う。

(ああ・・・イキタイ・・・海馬・・・お前の手でイカセテ欲しい)

脳が見せる幻影。目の前に居る海馬に心の中で強請ってしまう。

(遊戯貴様もイキタイのか?俺も貴様の中でイキタイ・・・)



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