呼ばれて・・・-2-
充分に解した場所に猛ったモノを宛がいゆっくりと飲み込ませる。
感じすぎたのだろう視点の合っていない遊星の瞳。
口の端から飲み込めなかった唾液が筋をつくり流れ出ている。
胸元には、紅い所有印・・・
こんな艶めかしい姿を見れるのは自分だけだと自負する。
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ジャックが遊星と事に及んでいる、その頃ゴドウィンとイェーガーは、局長室に居た。
「本当によろしいのですか?」
「何がです?」
「サテライトの男とキングの事です。」
「問題は、ありませんよ。寧ろ好都合と言った方が正解かもしれません」
「?」
「キングがサテライトの男に対して執着している以上、サテライトの男は、このシティに留まり続けるでしょう。
そして他のシグナー達は、どう言う訳かあのサテライトの男を中心にシグナーが集まって来ている。」
「では、あの男が居る限り・・・」
大きな瞳を更に大きく見開きゴドウィンの方を見上げると
「我々の目的に彼は、多いに貢献してくれるでしょう」
その為にもキングには、彼を繋ぎとめていて貰わないと困るんですよ。
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2年もの間誰とも情交を交していなかったのか遊星の蕾もさる事ながら内部もきつくジャックのモノを絞めつける。
痛い筈なのに心地好く感じる。
遊星の口からは、取りとめも無く喘ぎ声が紡ぎ出されジャックを更に興奮させた。
「遊星 もっと俺に・・・俺だけに快楽を与えよ」
激しく突き上げられている状態では、ジャックが何を言おうが遊星の耳に届かない。
何度吐精をしたか解らない。
下肢は、重く動かす事が出来ない。
否 下肢だけでは、無い躰中が重い・・・
薄れ行く意識の中で遊星は、ジャックの腕に浮かんでいるシグナーの証を見た。
(この証がオレを・・・否 他のシグナーを呼び集めた・・・この痣は、何の為に存在するんだ・・・
ああ・・・考えが纏まらない・・・意識が遠のく・・・)
微かに動く指でジャックの痣に触れそのまま眠りについた。
(この痣が在る限り遊星は、俺の元を離れない・・・しかしこの痣の真意は?)
ゴドウィンが全てを自分に話したとは、思えない。
まだ何か在るはずだ。
だが久しぶりの遊星との大瀬にジャックの意識も保っていられず遊星を胸に抱き寄せその温もりを感じながら
眠りについた。
この痣が指し示す道を自分は、遊星と共に歩もう・・・
2人ならどんな事が起きても乗り越えられるから。