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朝起きてから海馬の私室で海馬と一緒に
朝食をとっていたら
「貴様フォークとナイフが上手に使える
ようだな」
と感心され遊戯は照れながら
「昔、教えてもらった事があったんだ・・・」
何かを思い出すように言う
遊戯が目の前に居る自分を無視して他に
意識を向ける事に面白く無い思いにかられ
ながらも今は、遊戯と一緒に居る事に満足
感を感じていた。
「遊戯 貴様の姿は、俺以外の奴等にも見
えているのか?」
「ああ・・・見えているぜ?それがどうかした
のか?」
小首をかしげながら不思議そうに応える
こいつは、小首をかしげるのが癖なのか?
と思いながら
「俺の弟に会わせてやる」
但し夕方に・・・と付け加えて
その言葉に遊戯は嬉しそうに頷いた。
「ところで遊戯 貴様は、どんなゲームが
したいのだ?」
「M&W」
「ほー俺相手にM&Wとは・・・よっぽど自信が
あると見える」
ニヤリと笑う海馬に遊戯は、
「やった事は無いから興味があるんだ」
遊戯のその応えに海馬は、一気に脱力・・・
「エキスパートルールとカードの効果は、全て
覚えたんだぜ」
自慢げな遊戯を見て何となくだが
こんなのもいいか・・・
と思えて来た。
「貴様はデッキを持っているのか?」
「いいや・・・もし予備があるんだったら貸して
欲しいんだけど・・・」
控えめな遊戯・・・
デッキが無い状態で俺にデュエルを挑もうとわ
「仕方が無い・・・カードを取って来るからそこで
待っていろ」
海馬は、そう言いながら部屋から出て行った。
遊戯は、膝の上にたたんでおいてあるマントを
抱き締めながら
「セト・・・ここは、暖かいんだぜ
お前のよに・・・」 |
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