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海馬は、掌の合鍵を見せた。
「あっ・・・合鍵!!この部屋にもあったのか??!」
驚愕する遊戯に海馬は、近づきながら
「遊戯・・・身体の方は、大丈夫なのか?
貴様は、以前 天使は病気をしないって言ってたよ
な?それのに何故・・・人間になってきているのか?
答えろ遊戯」
「人間になって来ているのなら俺にとっては大歓迎
だぜ・・・でも・・・言えないぜ・・・」
悲しそうな顔をしながら俯きこれ以上表情が海馬に
見られない様にしたが海馬は、遊戯の口から何故
仮病を使ってまで自分を遠ざけようとしたのか知りた
かった。
ベッドの傍に行き遊戯の頬に触れようとしたら
「俺に触るな!」
海馬は、触れようとした手を引っ込めた。
初めて自分を拒絶した遊戯に心ならずとも傷ついた
そして怯える遊戯・・・
自分に対しての怯えなのか・・・
複雑な表情をする海馬に
「すまない・・・でも俺は何も言いたくない・・・」
「探したよ。もう1人の僕・・・」
ベランダから純白の翼を持つ天使が室内に入って来
た。
「あっ相棒・・・何故ココに!!」
眼を見開き相手を見やる遊戯に海馬は
「貴様・・・不法侵入だぞ!」
海馬を見て驚く天使
「まさか彼が・・・そうかそう言う事か・・・」
1人納得する天使に遊戯が
「相棒何故ココが判ったんだ??」
「そこに居る彼の心が傷ついたからだよ
彼は、君を信じ愛し護ろうとしていた彼の心が君を隠
す結界になっていたんだけど
心が傷ついた事で結界に歪みがでたんだよ」
そこから俺の居所が判った・・・そう言う相棒に
「君を何としても天界に連れて帰ろうと思った・・・」
「遊戯は、誰にも渡さん!」
「連れて帰るのは無理みたいだね・・・」
悲しそうな顔をする天使
「手遅れだったんだね・・・その身体・・・」
「相棒それ以上言うな!」 |
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