- 今 俺に縋っている女がユキだったら
- 俺は、迷う事無く押し倒し柔肌を思う存分官能し楽しんだだろう
- しかしこの女では、只の性欲処理でしかない
-
- 羅刹は、キサラを押し遣るとそのままベランダの方に歩み寄り
- 「一国の皇女が娼婦の様な真似事は、はしたないから御止めになられた方がいいですよ」
- その言葉にキサラは、自分の身体を抱き締めながら
- 「私では、羅刹様の御役にはたたないのでしょうか?」
- 潤む瞳・・・
- キサラの頬を一筋の涙が伝い落ちる様を見ながら
- それでもベランダから動こうとしない羅刹に
- 「私は羅刹様が好きなんです!」
- 「私にとって貴女は、主君の娘でしかないのです」
- アッサリと言い放つ羅刹
- その言葉の裏には「興味無い」とでも含まれているかの様に
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- ユキの泣き顔なら心奪われもしようが・・・
- ユキ以外の女の泣き顔は、鬱陶しい
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- 「キサラ様日中いくら温かくなったとは言え夜は冷え込みます
- 御風邪を召される前に早く部屋に戻られ温かい格好をされ方がいいですよ」
- キサラは、傷ついた様な表情で涙流しながら羅刹の部屋を出て行った。
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- フ〜何だか疲れた。
- 明日になれば戦線に出なければならないそうなればこんな疲れも癒え様
- むしろユキが居ればこんなに疲れなくてすむのだがな・・・
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-
- 一方シャイン・キングダムの方では
- 「遊戯様如何なされました?」
- 1人の女性が遊戯の傍に御茶を運んでくると
- 「いや・・・オレがここに来て数日が経つが羅刹と言う男が一向に姿を現せんと思ってな」
- 「そう言えば・・・もしかして先代様が負わせた手傷が癒えていないとか・・・」
- 「アイシス 国王にお伝えして欲しい事がある」
- アイシスは、改まって遊戯の方を見やると
- 「何なりと」
- 遊戯は、アイシスの耳元で何やら話しをすると
- 「遊戯様それは、危険で御座います!!
- その様な御役目は、私がします!!」
- 慌てるアイシスに
- 「国王と背格好が似ているのはオレだけだ
- ここは、オレに任せてくれないか?」
- アイシスからは遊戯の顔半分がマスクで覆われている為表情がハッキリと伺う事が出来ない
- 「アイシス くノ一衆達には国王と奥方の護衛と負傷した者達の手当てをしてもらいたい」
- 「遊戯様どうあっても国王様の身代わりをなさる御積もりですか?
- でしたらせめて副頭のマハードにも・・・」
- 遊戯は少し困ったような雰囲気を出して
- 「マハードには、言うな・・・あやつは、神経質過ぎる
- それにマハード達にはやって貰いたい事があるし・・・」
- アイシスは、溜息を吐くと諦めたかのように
- 「分かりました。しかし何かあったら即座に御知らせ下さい。いいですね?」
- 「わかった」
- 遊戯は、嬉しそうにアイシスに抱きついたのでした〜
何とか次から羅刹VS遊戯になってくれそう〜!!!!
ってならないとイケないんですがね・・・