- シャイン・キングダム領内
- 城が微かにだが見える場所に羅刹達カイバ帝国の忍衆が居た
- 「羅刹様御指示を」
- 「第1班第2班は、一先ず俺の指示があるまで城下町に潜伏をしていろ
- 第3班は俺と一緒に城内に忍び込む第4班は、ここで待機」
- そう言うと各々素早く散って行った。
- 城内に忍込む事に成功した羅刹達は、さらに散り散りになり時限爆弾等を設置して行った。
- 暗闇の中 他の部屋よりやや広めの部屋に布団が引いてあり人の気配が・・・
-
- 何と無用心な
- 新たな忍頭は、余程の知恵者なのか馬鹿なのか
- まぁここでこの国の国王ユギの首を獲ればここでの任務は終わる
-
- そう思いながら羅刹は、刀を布団の中で眠る相手に振り下ろしたが振り切る直前に掛け布団が跳ね上がり
- 羅刹めがけて飛んできた。
- 羅刹は、咄嗟にその掛け布団を片手で薙ぎ払うと同時に自分めがけて突進してくる人影が・・・
- その片手には刀が握られており確実に羅刹の心臓を狙っていた。
- 相手のあまりにも早い反撃に羅刹は、紙一重にかわしたがどうもかわしきれなかったのか左腕を掠った。
- その人影は、窓辺から外に飛び出しまるで自分を誘っているかのようだが事実相手は羅刹を誘っていた。
- 「室内では、狭くて全力で戦えない」と無言で・・・
- その誘いに羅刹は、乗り相手を追いかけて外へ
- 屋上にて相手は、自分を待っていた。
- 羅刹は、月を背にして相手をみやると
- その顔には、赤色だろうか自分と同じ仮面をした者が・・・
- その出で立ちは、太股までの短い着物
- その下には、7分丈のスパッツ
- 胸元の合わせ部分から見えるサラシ
- 身体は、全体的に丸身を帯びており小柄・・・
- 羅刹は、訝るんでいると
- 「お前がカイバ帝国の忍頭 羅刹か?オレはシャイン・キングダム忍頭 遊戯」
- その声色は、女そのもの
- 「貴様くノ一か?」
- 「そうだが?それがどうした」
- 急に高笑いしだした羅刹は
- 「くノ一を忍頭にしないといけない程シャイン・キングダムは、余程人員不足のようだな」
- 遊戯は、ムッとした様に
- 「そんな事ないぜ 男衆程の実力があればくノ一だって頭になれって事だぜ」
- 「くノ一なんぞ 敵方に捕まればその身は、男衆共に飽きるまで蹂躙され飽きたら処分されるだけ
- 貴様もその道を辿るくちか」
- その言葉に遊戯が怒りに我を忘れて攻撃してくるのかと思いきや
- 「お前もそんな事するのか?もしするのなら呆れたヤツだぜ
- 女は快楽の道具じゃない お前は自分の母親や姉・妹・彼女を快楽の道具として接しているのか?」
- 予想外な反応と思いもしなかった言葉に羅刹は、調子抜けをしたが
- もしユキがくノ一だったら・・・と思うと自分の言った言葉に怒りが・・・
- 「貴様に言われる筋合いは無い!いでよ!!ブラッド・ヴォルス!」
- その場に召喚される幻獣・・・
- 羅刹が聞いている遊戯の攻撃は、幻術・・・
- 幻術如きなら幻獣の方が上・・・そう思いブラッド・ヴォルスに遊戯を攻撃させたが
- 「ヂェミナイ・エルフ召喚!!さらにデーモンの斧を装備!!これでブラッド・ヴォルスを迎え撃て!!」
- その命令と共に駆け出す姉妹のエルフにブラッド・ヴォルスはなす術無く倒されさらに遊戯は、羅刹に切り込むが
- 「光の御封剣!!」
- 羅刹と遊戯の前に突如現れた剣・・・
- 遊戯は、切り込みを止めると羅刹はそのまま暗闇に溶け込むかのように消えた。
- 消える直前
- 「遊戯 またあいまみえようぞ」
- 遊戯は、刀を鞘に収めると姉妹のエルフも姿を消した。
- その代わりに
- 「遊戯様!!」
- 自分を呼ぶ声
- 「マハード・・・」
- 「遊戯様の仰ったとおり城内に時限爆弾が各所に設置されていました。」
- 「そうか・・・多分城下町にも潜伏している者もいるのだろうな」
- しみじみと言う遊戯にマハードは
- 「遊戯様金輪際危ない作戦は考えないで下さい」
- 「成功したんだからいいだろ〜」
- 「今回は、運良く成功しただけです!!」
- この後しっかり遊戯は、マハードからコッテリ怒られました。
何とかこの2人の初バトルが書けたぜ!!!!
羅刹がセクハラオヤジみたいな発言してますが・・・
もし相手がユキだって判ったら何も言わずに抱き締めてキスしてたでしょうに