- 「遊戯様がの行方が解らなくなって3日経つと言うのに
- 今尚手掛かりが掴めないとわ」
- 苛立ち頭を抱えるマハードに
- 「マハードそう苛立つものでは有りませんよ」
- アイシスが戒める様に言うが遊戯が羅刹共々行方をくらまして
- 3日が経ち遊戯が最後に居た森を中心に行方を捜すものの
- 手掛かりが何一つ得られいない状態に次第に焦りが生じ出して来た。
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- 頭である以上 遊戯様の御命は・・・
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- そんな不吉な思いが頭の中を駆け巡る
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- 「副頭スマネエ俺が勝手な行動したばかりに」
- 遊戯が居なくなって克也は自分を責めつつもマハード達と一緒に遊戯の
- 捜索をしていた。
- 「確かに自分勝手な行動は周りに迷惑をかける行為しかしそれを
- 教訓にこれからは気をつければいいのですよ」
- 首から真実の眼を模したタウクをぶら下げ入室してくる女
- 「イシズ何か解ったのですか?」
- アイシスとうり二つの顔・・・
- 性格はアイシスよりややキツいみたいだが
- イシズは首を左右に振りながら
- 「いいえ・・・ただ遊戯様の居所までは解りませんが近い内に御戻りになられます」
- 「そんな気休め誰が信じるって言うんだ!」
- 目くじらをたててイシズに食って掛かると
- 「克也 イシズは私の双子の妹で有りこの国の予見者でもあるんですよ」
- 穏やかな笑みを見せながらアイシスが言うと
- 「予見者!」
- 驚く克也を余所にマハードは
- 「居所が特定出来ないのか?」
- 「はい、何者かの元で護られいるようなのです」
- 「術者?」
- 「可能性は有ります。只その者が敵か味方かは判断出来ませんが」
- 「敵か味方か判断出来ないとわ?」
- 「二つのオーラを感じるからです」
- 「二つのオーラ?」
- 「はい そのオーラは今遊戯様を全身全霊で護ろうとしていますが・・・
- 遊戯様がその者の傍から離れると全身全霊で抹殺して来ようと・・・」
- 今の時点では遊戯の安否が確認出来た事に一安心しつつも遊戯を
- 護っている存在が今後 遊戯の敵にならない事を祈る思いだった