---Whirlpool---

             ∞Vol.3∞
夕食の時 これと言って心弾む様な会話は無く淡々としたものだった。
アカデミアに居た時の懐かしいの話しも出なければ互いの今の生活の話しも出ない
一見傍から見ればつまらない食卓でしかない
只一つを除けば
それはバスタブでの行為 
指で窒内を刺激された事により燈った熱
それが明日香の身体の中で燻っているのだ 
だがそれは亮とて同じだった。
明日香を見た時から明日香の全てを求めているのだ
しかし明日香から違和感を感じられその身を求められないでいた
      
明日香から感じたのは見知らぬ男の気配
そして何より何故急に彼女はココに来たのか?
      
リビングに移りソファで寛いでいると後片付けを終えた明日香が来て亮の横に座るとその逞しい胸にもたれかかり顔をホンノリと朱に染めながら
      
「亮 私を抱いて・・・」 
      
やっとの想いで言った一言
言いたくて言えなかった一言
      
亮は明日香の肩を強く抱き締めながら
「後悔はしないんだろうな?」
明日香には亮の言った言葉の意味が解らなかった

何故 何に対して後悔しないの?
亮は今アカデミアで起きている事は知られていない筈なのだから
それに今は斎王様の事やアカデミアで起きている事は関係無い
そう今は二人で居る事を楽しみたい
亮の温もりを亮の総てを直に感じたいのだ
この時まで悩んでいた事が馬鹿気て気だしたのだ
彼を求めるのなら手を延ばし掴み求めればいい
何を遠慮しなければイケないのだろう 
      
明日香は亮にキスを求め自分から仕掛ける
亮がその求めに応じ応える 
軽く何度も啄み 
その度深さを増す 
明日香の口の端から流れでる唾液は互いのモノが混じり合ったもの
      
互いの身体を心が求めるまま弄る様に手を動かす
ソファの上に押し倒された明日香
「亮 ここじゃない場所で・・・」 
魅惑的で人を引き付けるな笑み 
そんな笑みを見せられは平常心で居られない 
      
今すぐ欲しい
     
だが明日香の願い聴かない訳にはいかない
亮は明日香を横に抱き上げ寝室に向かった。
ベッドに横たわる頃には明日香の着ていた白いジャケットは床の上
黒のタートルネックのシャツは胸の上までたくし上げられブラに包まれたままの豊満な乳房が露になる
      
明日香が足を閉じない様に亮はその間に身体を入れながら器用にブラのホックを外す
      
外気に曝された乳房はしっとり濡れ乳首に鼻を近づけると微かにミルクの匂い
      
バスタブでの行為で燻っていた身体が少しの刺激にも反応した様だ 
亮は微笑を浮かべながら 
「何もしていないのにミルクを零しているのか?明日香は淫乱だな」 
「そん・・・ふぅんん・・・」 
抗議の声は亮の口の中に吸い込まれてしまう
     
 
 
チュクピチャピチャ
「ファァァァァ・・・」 
乳首を唇で啄まれ口腔内に収められ歯で甘噛みされ舌先で転がされ吸い上げられ感じさせられ止め留め無く嬌声を上げさせられてしまう
      
この頃には二人共一糸纏わぬ姿になっており自分で脱いだのか脱がされたのかそれさえ解らなかった。
只 今解るのは互いに求めている事だけ 
互いにしっとりと汗ばむ身体を重ね 
明日香の下肢を愛液が濡らし亮のモノは痛い程張り詰め繋がりあうのを待っていた。
      
「りょ・・・うのが欲しい」 
そう言うと明日香は身体をずらし亮の昂ぶりを舐めだした。 
「っく・・・」
口でされただけでいきそうになり亮は苦笑せざるえなかった。
今までSEXをしたいと想ったのも口だけでいきそうになったのも明日香だけ
彼女だけが自分の性的欲望も精神的欲望も満たしてくれる存在なのだ
そしてそれは明日香とて同じ事
どんなに身体が性的欲求を精神的欲求を満たしてくれるのは亮だけだった。 
明日香の陰部から流れだす愛液 
本当は甘く無いのだろうが何故か甘く感じられる 
亮は陰核を指で刺激しながら陰部に舌を差し込み蜜を吸い上げる
「亮 もう中にキテ・・・私の中を貴方のモノでイッパイにして・・・」 
貴方以外何も考えられないように 
      
亮の身体の上
彼のそそり立つモノを陰部に感じながらゆっくりと明日香の腰が下ろされる
      
グチュグチュ
と音を立て下ろされ飲み込まれていく陰茎 
飲み込まれて行く時には明日香から流れ伝い落ちる愛液の粘液で濡れテカっている
      
ゆっくり下ろされる腰 
何度となく上がる嬌声 
痙攣を繰り返し亮の陰茎を締め付ける窒内 
亮の全てを中に収め身体を震わせながら明日香は自ら腰を上下に動かし始める
     
亮は揺れ動く明日香の乳房を強く掴み揉み痛みを与える 亮の指の間をミルクが伝い流れ落ちる
      
痛い筈なのにその痛みでさえ今の明日香には快楽の一種でしかなかった。





戻るvol.2 | vol.4