Relation-2-
【告白編】
海馬のブラッシングをアンティデュエルで勝ち取った遊戯
渋々だが大人しくブラッシングされている海馬・・・
遊戯にブラッシングされているのは事に対しては不愉快では無い
寧ろ自分も遊戯にブラッシングされる事を望んだのだから嬉しいと思ってしまう
その上 遊戯が嬉しそうな顔をしているのだから・・・
しかし主導権を遊戯に握られた事に対しては不愉快でしかない
海馬は自分のブラッシングが終わった後 遊戯の手に握られているブラシを奪い取ると
今度は遊戯の髪をブラッシングしだした。
それに対して遊戯は驚きは、したものの大人しくブラッシングを受ける
よくよく考えたらどっちが勝っても海馬のブラッシングをオレがする事には
代わり無かったんだよな・・・
ボンヤリとそんな事を考える遊戯
気が付くのが遅い様な気がするんですが・・・
しかもその後行われたアンティデュエルと言ったら
お風呂でどっちが先に相手の背中を流すか・・・とか
相手の髪をどっちが先に洗うかとか・・・
どっちが勝っても互いの肌に触れる事に代わり無く
それなのにそんな事に気がつかないで居る2人
流石に恋愛感情に疎い遊戯と言えど自分の感情に気が付きだし
もしかしてオレって海馬に出逢った当初から好きだったのかな・・・
男同士だからこんな事思うの変かもしれないけど海馬はオレの事好きなのかな?
両想いだといいな〜
海馬の気持ち知りたいぜ
でもどうやって聞き出したらいいんだ?
って言うより当たって砕けろってな感じで自分から告白するとか?
でも受け止めて貰えず本当に当たって砕けてしまいそう・・・
それは嫌かも・・・
そんな事を悶々と考えていると
「どうしたのもう一人の僕?」
もう一人の僕 気が付いてる?
君がボンヤリしている表情がどれ程危険なのか?
君を見ている女性徒が頬を染めているだけじゃないんだよ
君の姿を見ている男子生徒だって頬を染めているんだよ
少しは自覚した方がいいんじゃない?
そうじゃないと襲われるよ?
君を襲っていいのは海馬君だけんだから!!
君と海馬君の仲を応援するからね!!
心の中でガッツポーズをとる<遊戯>だったが
「えっ!!!!あっいや・・・何でも無いぜ!!!!」
急に話しかけられ慌てふためく遊戯
「その反応どう見たって何でも無いって感じじゃないよ?
もしかして海馬君の事考えてたとか?」
ドッキ!!!!
どうして相棒には判ったんだ?
否 きっと偶然なんだ
きっと気付かれて無い筈だ!!
「あっいや・・・ただデッキの事考えて・・・」
「この前やっと海馬君にアンティデュエル勝った所だもんね
まぁ・・・その後は・・・ね
でも普通のデュエルだと海馬君に勝つ君がどうしてアンティだと負けるんだろうね?
海馬君の執念とか?」
「執念?」
「そう 君を手に入れたいと想う執念が彼を勝たせているとかさぁ
本気の気持ちでやると海馬君の方が強そうだよね」
オレを手に入れたい?
その為に海馬はあんな変なアンティデュエルをしているのか?
(賭けている内容が内容だけに変だと思ってたらしい)
「そう言えば今日は、どうするの?
海馬君出張中なんでしょ?
今日のデュエル中止とか?」
「いや・・・今朝帰ってきたらしい」
カバンの中から取り出した携帯電話
メールを開けると海馬からのメールがあった。
受信時間を見てみると休憩時間に来たようだ
ちゃんと時間を気にしてメール出してくれているんだ
あの自己中な人が〜
予想外だなぁ〜
ってもしかして海馬君まだもう一人の僕に手を出してないとか???
その方が予想外かも!!
「・・・で行くの?」
「おう 行って来るぜ」
「頑張って勝ってね〜」
「うっ勝てるのか不安だけど頑張るぜ」
放課後例のごとく黒塗りの車がド〜ンと校門前に止まっており遊戯が
来るのを今か今かと待ち構えていた。
出来る事ならこんな目立つ車を向かえに寄越さないで欲しいぜ
恥ずかしくて仕方が無いぜ・・・
海馬の私室に着くと既に海馬がソファーに座りスタンバイしていた。
「もう準備しているのかよ」
「時間があったのでな
俺が準備しているのがそんなに珍しいのか?」
遊戯は海馬の前のソファーに腰掛けながら
「オレが来ても仕事している時が多いからな」
遊戯の言葉に海馬は内心苦笑しながら
別に仕事してるワケでは無いのだがな
ただ貴様の動向を盗み見していただけなんだが・・・
ある種の変態行動に近い様な気がするのだが気の所為?
今回も行きあたりばったりで書いてみました〜
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