Selfishness-2- |
-N.Y- 空港に到着した遊戯達ロビーの出口付近に磯野の姿を見つけ手を振る 「遊戯様ようこそおこし下さいました」 「磯野さん元気そうですね」 「暫くの間御世話になるぜ」 「御二方とも到着そうそう申し訳有りませんがアチラの方で着替えて いただけませんでしょうか?」 「えっどうしてだ?」 「御二方ともM&Wでは世界的に有名人です。 もしファンの方々にでも見つかれば大変な事になります。 それ故に変装をしてもらいたいのです」 遊戯達は、知らないだろうが二人を追っかけしている者は数多い それ故に何時誘拐紛いの事だって起きかねないのだ こうしている間にも磯野や河豚田にとっては気が気でない それに今日は、それ以外の目的もあって変装をしてもらう 河豚田の案内で遊戯から個室に入れられる そこで待ち受けていた出来事に遊戯の悲鳴が聞こえて来る 「もしかして今夜のパーティの為?」 「はい」 その後に<遊戯>の悲鳴が・・・ 遊戯だけならまだしも<遊戯>まで儀性になったか・・・可哀想だぜ・・・ 暫くしてモクバの元に現れた2人 2人の表情は疲労困憊状態 その2人の姿は遊戯の方がロングのストレートのウィッグに肩を出した黒の <遊戯>の方は肩までのウィッグに薄い色のレースをあしらった紅い 2人とも御揃いのシースルーを首に捲いている しかしながら恐ろしいまでに似あっている・・・ 怒った表情の遊戯にショックな表情の<遊戯> 「もしかしてオレ達に何処かのパーティに参加させるつもりなのか?」 「えええ・・・・僕こんな格好で参加させられるのって嫌だよ」 「それを言うならオレだって嫌だぜ」 そんな事を言い合う2人 そんな2人に声が掛けられないモクバは無視・・・ 「磯野 兄さまは社の方なのか?」 「はい しかし夕方には準備の為帰宅される予定です。」 「準備ってやっぱり今日は何か用事でもあるのか?」 「だったら僕達が行くのは迷惑なんじゃ?」 女装で行きたくない2人 寧ろ2人ともパーティなんて参加したくないのだ 「寧ろ来て頂く方が有り難いのです」 機嫌の悪い海馬の世話は大変なのだ 海馬に機嫌良く過ごして貰う為には遊戯が必要なのだ しかも今回は、久しぶりに遊戯に逢うので機嫌の良さは倍増だろう その為には是が非でも来てもらいたい 「立ち話はなんですから御車の方に・・・瀬人様も御帰宅されると思います 「河豚田さん 申しワケ無いんですけど僕を御伽君の家まで連れて行ってく 「御伽様でしたら今夜お会い出来る筈です」 「? もしかして御伽君も参加するの」 だったら・・・ 「さぁ 御車の方へ」 磯野に促されるまま頭の中で{?}を飛ばしながら遊戯達はロールスロイス 車窓に写るはN.Yのビル群 夜空の星々の姿が見えない 街が明るいのだ 後もう少しで海馬に逢える そう想うと胸の内が温かく心が騒ぐ
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