捕われて-5-
寝室へ着くと優しく遊星をベッドに寝かせる。
覚悟を決めているのか遊星からの抵抗が全く無い。
遊星に覆い被さりながらゆっくりと制服の胸元のリボンを解きベッドに下へ。
セーラー服の前ファスナーを降ろし胸元付近のホックを外す。
布が擦れる音やファスナーやホックの音がやけに耳に着く。
セーラー服が左右に開かれ顕になる遊星の上半身。
遊星は、制服の下にタンクトップやキャミソールの類を着けておらずジャックの目に飛び込んで来たのは、
形の良い胸を覆い隠すブラジャーの存在のみ。
（何と言う無用心なんだ。）
そうは、思うもそんな思いも今日までなのだ。
遊星の素肌を見れるのは、彼女を手中に治めた自分だけ。
自分だけ見れれば良い。
ブラのホックを外そうとしたがホックが背後に在るため今の時点で外すのを止め上へずらす事にした。
顕になる柔らかな左右の突起。
その片方を摘まみながらジャックは、遊星の表情を堪能するべく己が躰を上へずらした。
恥かしさからか横を向きながら瞼を固く閉じ両手で口を押える。
アンティで負けた以上、抵抗する意志は無いのだろうが・・・。
「遊星 口を押えるな。お前の感じている声を聞かせろ。」
耳元で囁く様に言うと首が左右に振られる。
「お前は、アンティで負け俺のモノになったんだ。俺の言う事を聞いてもらおうか」
その言葉に遊星の躰が少しビクッとした。
心の葛藤なのだろうか両手が震えながらゆっくりと口元から外される。
「それでいい。声を押し殺すな俺にお前の感じている声を聞かせろ。」
唇を噛みしめながら肯く。
胸の飾りを悪戯していた手は、乳房を鷲掴みし搾乳を繰り返す。
「うっ・・・」
顔を朱に染め微かに声を上げる遊星。
初めての行為に恥じらいを感じているのだろう。
余りの初々しさにジャックの顔が綻ぶ。
だが瞼を固く閉ざしている遊星には、見える筈も無くジャック自身も自分がそんな表情をしている自覚なんて
無かった。
もう少し遊星の表情を堪能していたかったが遊星の躰を『味わいたい』と言う欲求に押され顕になっている
乳房へと口付けを落した。
チュク・・・ピチャ・・・
ジャックの舌に・・・指に・・・翻弄されていた胸の飾りは、固くなり自己主張をしている。
その飾りに歯を立てたり舌で転がしたり吸い上げたりして刺激を繰り返す。
それだけでも感じるのだろうシーツを握っていた遊星の両手がジャックの頭に回され抱き抱える。
搾乳していた手は、脇腹を伝いスカートを捲り上げ太股を撫でまわす。
ゆっくりと脱がされるショーツ。
恥かしくて両足を閉じたいのにジャックの躰が邪魔をして閉ざす事が出来ない。
「！！」
ゆるゆるとジャックの指が小さな双丘に触れて来る。
その双丘を割り入り少し濡れ出した陰部に触れて来た。
「あっ・・・やぁ・・・」
ヌプッ・・・
ゆっくりと挿し込まれる指。
背を仰け反らせようにも躰を押え込まれているので仰け反る事が出来ない。
「ゆっくりと馴らしてやろう。」
そう宣言するもののジャックの男根は、既に遊星の中に入りたいと訴えているのだ。
余裕なんてない。
だが遊星の前では、余裕な姿で居たい。
（女なんて抱くのは、慣れているのに遊星相手だとこうも余裕で居られないのか・・・）
「はぅぅ・・・あぁぁぁ・・・」
自分でも信じられない、聞かれたく無い声を上げどうしていいのかわからない。
大人の女の声。
体験した事の無い行為に感じてしまいオカシクなりそうだった。
生理的な意味合いでしか触れた事の無い場所に今日初めて知合った男が触れている。
しかも指を入れて掻き回しているのだ。
「遊星 イイ声だ。もっと俺に聞かせろ。」
下肢から聞えて来る男の声。
見えないが・・・否、確認なんてしたくないがきっと男は自分の下肢・・・指を挿し込んでいる場所を見ている
のに違いない。
「ククク・・・蜜が大量に溢れて来たな。」
その言葉と同時に新たな感覚が・・・
「旨いぞ。遊星 お前の蜜は、甘くて旨い。」
ピチャピチャと音を発ててジャックは、遊星の蜜を舐め出したのだ。
どれぐらいの時間を掛けただろう？遊星の中に指を2本3本と挿し込みゆっくりと馴らして行った。
いい加減限界だったので指を抜き己が前を寛げると
「遊星 見るがイイ、これからお前の中に入るモノを」
自分が施した愛撫によって感じ過ぎたのか力無く投げ出された四肢。
蕩けた様な表情。
この頃には、遊星の全身を覆っていた衣服は剥がされベッドの下へと落ち脱がした張本人であるジャックも
己が衣服を脱ぎ去っていた。
「遊星・・・」
「・・・あ・・・」
ジャックは、遊星に自分の勃起している男根を見せながら遊星の手で触れさせる。
先端から半透明の蜜を溢れさせている。
「これがお前の中に入るモノだ。」
熱く固いモノ。
子供の頃、父親のを見た事は在っても同学年の男子のモノなんて見た事が無い。
当然この年になるまで他人のモノなんて見た事が無い。
それなのに・・・
「いやぁ・・・離して！！」
力が入らない腕を何とか引っ張るも適う筈がない。
遊星に触れさせたまま男根の先端を陰部に擦りつけゆっくりと飲み込ませて行く。
「あっ・・・やぁ・・・いっ・・・いた・・・やぁ・・・止めてキング・・・」
泣きながら行為を止めて貰うように訴える遊星。
友人と何度か性行為の話しをしていて初めてする性行為は、痛くて辛いモノだと知っては、いたが本当に受け入れ
る異物がこんなに痛いモノだと初めて知った。
「キングと呼ぶな！俺の名は、ジャックだ。ジャックと呼べ！！」
ズズズ・・・と奥迄男根を挿し込んで行く。
「流石に・・・初めてとあって・・・キツイなぁ。」
狭くてキツイ場所。千切られるのでは？と錯覚してしまいそうになる。
「キ・・・ン・・・」
「ジャックだ。」
全てを遊星の中に収めキツク締め付けられる感覚に酔ってしまいながらも遊星に自分の名前を呼ぶように強要する。
未だ男根の根元に今も遊星の手が添えられている状況で。
このままイってしまうかもしれない・・・そんな気にさえなる。
「ジャ・・・ク・・・」
一瞬遊星の躰から力が抜けたのを見計らって動き出す。
遊星の手と中に擦られるのがこれほど気持ちが良いとは、思わなかった。
他の女との行為は、只の性欲処理。
自分から求めた事なんて無い。
「はぁはぁ・・・遊星・・・お前の中は、気持ちがいいな・・・」
自分の下で身を捩り悶える遊星。
その身をキツク抱きしめながら首筋に吸い付き紅い痕を付ける。
当然彼女に打ち込む事を止めないで。
初めて出逢った男に自分の操を捧げるなんて何と言う屈辱的な事だろう。
そう思いながならも受け入れてしまっている。
中に在る男のモノが大きくなり自己主張をしながら自分を攻め立てる。
苦しくて辛くて仕方が無い。
この行為に愛情なんて無い。
只の性欲処理でしか無い。
今は、早くこの苦痛から解放されたい。
早くこの男に飽きられ捨てられたい・・・。
今の遊星にデュエルで『自由』を獲得すると言う考えは、無い。
ただただこの行為が早く終わる事を願うだけだった。