コール・ボーイ -Vol.2-
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ピ・・・
「フ〜変やヤツ・・・」
携帯の通話を切った『キング』は、溜息と共に呟くと
すると彼の傍に居た少年は
「お客さん?今の話し方だと御新規さん?」
「ああ・・・それもゲームだけの相手としてらしい」
「ふ〜ん・・・別にコール・ボーイじゃなくてもいいのにね」
少年は、『キング』に笑顔で言うと
「本当だぜ」

ちなみにこの少年と『キング』・・・
見た目は、瓜二つの顔をしていたが『キング』の方がつり眼で
紅い瞳・・・
近寄りがたい高貴な雰囲気を纏いながら人を惹きつけ絡め採る

少年の方は、穏やかな感じで紫色をした瞳
人懐っこい感じをしていた。
この2人は、二卵性の双子なのだ
「御新規さんと会うのは何時なの?」
「え〜と・・・明日の夜 海馬ランド内のホテルで会う事になってるぜ」
「え〜海馬ランド!!!僕も行きたいな〜
・・・で相手は、何て言う名前なの?」
「確か海馬瀬人って名乗ってた・・・多分 海馬COの社長さんだろう」
「かっ海馬瀬人〜〜〜!!!」
『キング』に伸し掛かる程の勢いで前のめりになると
「彼を御贔屓さんの1人になってもらったら????」
「あっ相棒??何故御贔屓さんになってもらいたいんだ?」
「も〜もう1人の僕〜海馬瀬人って言えばM&Wでは、右に出る者無しって
言われている程の腕の持ち主だよ
もし彼が御贔屓さんの1人になってくれたらM&Wを本気で出来るんだよ
もう手加減なんてしなくていいんだよ」
そこまで言われて『キング』は、少し考えながら

相棒には、何でもお見通しか・・・

手加減知らずの『キング』と言えど全く手加減をしていないワケではない
一応は、手加減をしているが誰にも気が付いてもらえない
それに『キング』だって海馬瀬人の名前ぐらい知っている・・・
一度でいいからお手合わせを願いたい相手だと思っていた。
そう思っていた相手からのゲームのお誘い
ゲームだけの相手なら断るつもりだった
しかし相手が海馬瀬人ならゲームだけの相手でもO・Kした。
彼とどんなデュエルが出来るのかと今から思うと嬉しくて仕方がなかった。


まだ続くのかよ〜
それも海馬の名前は、出ているのに海馬自身は、出ていない
いったい何話まで進むのやら
次回は、海馬が出てきます・・・





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